更新日: 2023.03.15 その他家計
一人暮らしですがガス代は「8630円」、使用量は「38㎥」です…どうすれば節約できますか?
ガスなどの光熱費は、家賃などの固定費と違って工夫次第で金額を抑えることが可能です。無理なく安くすることができるなら、ぜひ実践してガス代を下げたいものです。
ここでは、一人暮らしのガス平均使用量と平均金額、ガスが高い原因や節約方法を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らしの平均使用量と料金は?
一人暮らしのガス平均使用量は、一般財団法人日本エネルギー経済研究所・石油情報センターによると、約5立米です。総務省統計局の公表によれば、単身世帯の2021年のガス代の平均は3001円でした。
水が冷たく、温かい風呂につかることの多い冬の方が、夏よりもガス代は高くなる傾向にあります。また、ガス会社によっても金額が変わり、都市ガスよりプロパンガスの方が高め。アパートなどの集合住宅に使われているガスは、プロパンガスの方が多いです。
1ヶ月のガス代の計算方法は、基本料金+(従量単価 ×使用量[立米])です。例では、一人暮らしの平均使用量5立米よりも大幅に使用量が多いため、ガス代が高くなる原因を見ていきましょう。
一人暮らしのガス代が高い! 原因は何?
ガスの単価が高いのでなければ、使いすぎが原因です。ガスの無駄遣いで使用量がかさんでいると考えられます。
シャワーを流しっ放しにしていると水だけでなくガスも使っていますし、湯の温度を高く、長時間流していると、あっという間にたくさんのガスを使ってしまいます。また、飲み物を飲むために頻繁にやかんで湯を沸かしたりするのも、ガス代が高い原因です。
一人暮らしのガス代を安くする方法
一人暮らしのガス代を安くする方法を、分かりやすくまとめました。
・シャワーは流しっぱなしにしない
寒い冬は特にシャワーを流したままにしておきたいのですが、風邪をひかない程度に1日たった30秒でも1分でも、「シャワーの時間を減らす」とガス代の節約になります。
「頻繁にシャワーを流さない」ことも、ガス代を安くする方法です。例えば、髪を洗ってすぐシャワーを流して顔を洗うのではなく、「髪や顔を洗ってからまとめてシャワーを使う」ようにします。ただし、夏はおすすめですが、冬場は寒いので自分のできる範囲で無理しないようにしてください。
また湯船につかる場合、「風呂が沸いたらすぐに入る」ことを心がけると、「追い炊き防止」になります。
・料理などでガスレンジの使い方を工夫する
なるべく料理の際のガスの火力は、「中火にする」ようにしましょう。強火だと鍋からはみ出ることも多く危険ですし、早く具材に火を通したいと思うかもしれませんが中火とそんなに変わりません。
また、野菜などをゆでるのはガスレンジではなく、電子レンジを活用するのもおすすめです。飲み物をやかんで沸かしたら、魔法瓶のポットや水筒に入れておくと何度もガスを沸かさなくて良いので、面倒もなくなり、ガスも節約できて一石二鳥になります。
一人暮らしのガス代が高い原因を知ってうまく節約していきましょう
一人暮らしでのガス代が「8630円」は平均より高いです。本記事では、ちょっとした使い方の工夫で、ガス料金を安く抑える方法を解説しました。
使用量が38立米の場合、基本料金やガスの単価の問題だけでなく、使いすぎが考えられます。シャワーを流したままを少しだけ減らし、料理などで使うガスレンジの使い方を工夫して、無理なく節約をしていくとガス代が安くなるでしょう。
出典
総務省統計局 家計調査1世帯当たり 1ヶ月間の収入と支出(単身世帯)(2021年)
一般財団法人日本エネルギー経済研究所・石油情報センター 平成18年度プロパンガス消費実態調査 報告書
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部