更新日: 2023.02.27 働き方
「ノマドワーカー」って稼げるの?フリーランスとの違いや主な職種を紹介
ここでは、ノマドワーカーとはどんなものなのか、メリットやデメリットとともに紹介します。ノマドワークに向いている職種やフリーランスとの違いについても解説していますので、働き方の改善や転職などを検討する際に参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
ノマドワーカーとは
ノマドワーカーとは特定の場所ではなく、さまざまな場所に移動しながら仕事をする方のことを指します。自宅や会社以外のコワーキングスペースや喫茶店、のどかな風景が広がる田舎の民宿、おしゃれなホテルなどで仕事する方が多いです。
特に、民宿やホテルに数日間滞在し、仕事に専念するという方が増えています。静かな空間、洗練されたインテリアが仕事へのやる気を与えてくれるのかもしれません。
もし仕事場を転々と変えながら仕事できるのであれば、気分転換にもなるのでノマドワークを試してみるのがおすすめです。
メリット
ノマドワーカーになるメリットは以下の5点です。
●好きな場所で自由に仕事ができる
●スキマ時間も勤務時間に変えられる
●身だしなみや通勤の手間が省ける
●人間関係や職場に対するストレスの軽減
●仕事とプライベートの予定を調整しやすい
会社のオフィスで仕事する場合は、職場の雰囲気を乱さないように良好な人間関係を築く必要があり、職場の雰囲気が自分に合わなくても我慢しなければいけないこともあるでしょう。ノマドワーカーは特定の場所にとどまって仕事しないため、このようなストレスから解放されます。
職種によって異なりますが、ある程度働く日時を自由に設定できるのも魅力です。そのため、プライベートの時間も大切にしたい方から支持されています。
デメリット
ノマドワーカーになるデメリットは以下の3点です。
●PCやタブレットなどのデバイスが必要
●安全なネットワーク環境がないと厳しい
●収入が不安定になることもある
自宅や会社などで仕事をするのとは違い、仕事道具を持ち運ぶ必要があります。持ち運びに便利なノートパソコンやタブレットがなければ作業できない仕事がほとんどです。
さらに、安定かつ安全なネットワーク環境も欠かせません。セキュリティーに不安を感じる方は、コワーキングスペースやレンタルスペースなど信頼できる場所を活用するのがおすすめです。
さらにフリーランスの場合は、受注する案件や仕事量などによって収入が不安定になる可能性があります。また、会社員の場合は、オフィス外勤務になると給与にどのくらい影響が出るのか、あらかじめ確認しておきましょう。
フリーランスやテレワークとの違い
ノマドワーカーとよく間違われる言葉に、フリーランスやテレワークがあります。どれも似たような意味ではありますが、少し違う点があるので覚えておきましょう。
3つの言葉の違いを表にまとめているので、使用する際の参考にしてください。
意味 | |
---|---|
ノマドワーカー | 雇用形態に関係なく、特定の場所以外で仕事をする人のこと。 |
フリーランス | 業務委託で仕事を請け負う働き方のこと。特定の場所で働くことも多い。 |
テレワーク | 会社員で職場に自分のデスクがあるが、出勤せずに自宅などで仕事すること。 |
※筆者作成
ノマドワーク対応の職種は意外と多い
昨今ではさまざまな職種でオフィス外勤務を取り入れています。中でも、以下のような仕事に就いている方は工夫次第でノマドワーカーになれる可能性が高いです。
●エンジニア
●デザイナー
●ディレクター
●コンサルタント
●ライター
●オンライン秘書
●動画クリエイター
これらの職種は決められた場所でなくても仕事ができるのが特徴です。個人事業主であったり、リモートワーク可能な職場であったりすればノマドワーカーとして働けます。
最近では営業や事務などの部署に属している場合でもオフィス外勤務に対応している企業が増えています。ノマドワークは、会社でないと仕事はできないという固定観念を覆す、新しい働き方なのです。
ノマドワーカーは自分次第で稼げる働き方!選択肢の1つにしよう
ノマドワーカーは場所や時間に縛られない働き方です。しかし、収入面に不安を感じ、新しい環境に踏み出せない方も多いかもしれません。
そんなときは、メリットとデメリットをどちらも踏まえつつ、自分の希望する働き方とマッチしているか、その働き方が可能な環境下にいるのか、一度じっくりと検討しましょう。
興味のある方は、ぜひこれからの働き方の選択肢にノマドワークを加えてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部