更新日: 2023.01.31 その他家計

部屋が乾燥するので「加湿器」をつけっぱなしにしています…電気代は1ヶ月でいくらになりますか?

部屋が乾燥するので「加湿器」をつけっぱなしにしています…電気代は1ヶ月でいくらになりますか?
部屋の乾燥が気になる冬場には、どうしても加湿器に頼ってしまいがち。しかし、常につけっぱなしが基本の加湿器には電気代がどのくらいかかるのか、気になるという方も多いのではないでしょうか。
 
そこでこの記事では、加湿器にかかる電気代を気化式・加熱式などのタイプ別にご紹介したうえで、電気代の節約方法についても解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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加湿器の電気代をタイプ別にご紹介

まずは、加湿器の電気代が1ヶ月当たりどのくらいになるのか具体的に見ていきましょう。
 
まず、加湿器の加湿方式は大きく5種類に分けられます。「気化式」「加熱式」「超音波式」「ハイブリッド式(気化式+加熱式)」「ハイブリッド式(超音波式+加熱式)」の5つです。これらの加湿器にどの程度の電気代がかかるのか、それぞれ解説していきます。
 

・気化式

気化式は、自然気化によって加湿する方式です。自然に任せているため素早く湿度を上げることはできない反面、電気代をあまりかけなくとも安定した湿度を保つことができます。そんな気化式の電気代は1時間当たり約0.3円。24時間30日で稼働させても、216円ほどに抑えることが可能です。
 

・加熱式

加熱式は、水を加熱させることで水蒸気を発生させて部屋を加湿する方式です。ヒーターを利用しているため電気代は高くなりますが、部屋を一気に加湿することができます。加熱式加湿器の電気代は1時間当たり約7.6円で、1ヶ月フルで稼働させると5472円です。ほかの方式と比べると多くの電気代がかかってしまう分、とてもパワフルな方式となっています。
 

・超音波式

超音波を利用して霧を発生させて部屋を加湿するのが、超音波式の加湿器です。加熱式と比べると加湿量は少ないですが、電気代は1時間当たり約0.7円ととても安価になっています。1ヶ月間稼働させても、504円の電気代で十分な加湿をすることができるコストパフォーマンスのよい方式です。
 

・ハイブリッド式(気化式+加熱式)

加湿量の大きい加熱式と、電気代のかかりにくい気化式を合わせた方式です。お互いのメリット・デメリットを補うことができるこの方式の電気代は、1時間当たり約4.9円です。安定して高湿度を保ちながらも1ヶ月当たり約3528円に抑えることができます。
 

・ハイブリッド式(超音波式+加熱式)

超音波式と加熱式を合わせたハイブリッド式の加湿器もあります。超音波式は低電力で効率よく霧を発生させることができるため、加熱式と合わせることでさらにパワフルに稼働させることが可能です。電気代は1時間当たり約1.7円で、1224円で1ヶ月の稼働をすることができます。
 

加湿器で節約する際の注意点とは?

加湿器の電気代を節約するために、まずはどの方式を使うのかを見直してみましょう。前述したように加熱式加湿器は大きく電力を消費するためパワーはありますが、常時運転するのは得策ではありません。気化式や超音波式の利用も検討してみましょう。
 
また、ひどい乾燥でなければ加湿器を使わずに部屋を加湿する方法もあります。例えば洗濯物や湿らせたタオルを部屋干しする、暖房を使いすぎないようにする、霧吹きで定期的に空気に水分を加えるなどです。少しの工夫で、電気代を節約することができます。
 

乾燥が気になる季節は、賢く加湿器を使おう

加湿器にはいろいろな種類があり、効果や消費電力もさまざまです。また、加湿器は乾燥だけでなく、花粉やハウスダストの低減にも効果がある空気清浄機能がついているものも存在します。
 
電気代を節約するためにはそれぞれの特徴やメリット・デメリットをきちんと確認した上で、自分の目的に合ったものの購入を考えてみましょう。
 

出典

環境省 COOL CHOICE 「ウォームビズ」ぽかぽかゼミナール PART2 エアコン暖房の省エネ・節約術 ポイント4 加湿器を活用する!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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