更新日: 2023.01.30 その他家計

仕事中に飲んでる「缶コーヒー代」を節約したら年間「約3万円」浮く!?

仕事中に飲んでる「缶コーヒー代」を節約したら年間「約3万円」浮く!?
仕事中のほっと一息つける少しの休憩時間には、必ず缶コーヒーを飲むという人も多いのではないでしょうか。本記事では、物価高騰が話題となっている昨今、缶コーヒーをやめた場合いくらお金が浮くのかを解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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仕事中に飲む缶コーヒーは1年間で約3万円

「仕事の休憩時間には必ず自動販売機で缶コーヒーを買って飲む」といった具合に、コーヒーを飲むことがルーティン化している人も多いのではないでしょうか。缶コーヒーの料金は自動販売機によっても金額が異なりますが、現在の平均額である130円で考えましょう。
 
缶コーヒーを飲むのは仕事中だけと限定し、ひと月に20日出勤すると想定した場合、毎日自動販売機で缶コーヒーを買って飲むと、ひと月当たりの購入額は2600円になり、年間では3万1200円になります。

130円(1本)×20日=2600円/月
2600円/月×12ヶ月=3万1200円/年

このように自動販売機の缶コーヒーは1本が少額ですが、年間でみると大きな金額となり、缶コーヒーを飲まない場合と比較すると年間3万1200円浮くことがわかります。
 

コーヒー飲料場所の職場は第2位

一般社団法人 全日本コーヒー協会が行った「コーヒーの需要動向に関する基本調査」によると令和2年の1人1週間当たりの杯数は11.53杯となっています。飲用場所別の内訳は以下のとおりです。

●家庭7.55杯
●職場、学校2.32杯
●その他(自動販売機、乗り物等)1.09杯
●喫茶店、コーヒーショップ0.26杯
●レストラン、ファストフード0.15杯

このように家庭でコーヒーを飲む人が7.55杯と最も多く、次いで職場、学校、自動販売機といった順位となっており、職場や自動販売機など、家庭以外でコーヒーを飲む人が多くいることが分かります。
 

コーヒーの購入場所別の料金で比較

缶コーヒーを自動販売機で購入せず、ランチのついでにカフェやコンビニでコーヒーを購入する人も少なくありません。では、コーヒーの購入場所別に年間いくらかかっているかみていきましょう。図表1は1ヶ月当たりの出勤日数を20日間とした場合の金額となります。
 
図表1

購入場所 1杯の値段(税込み) 1ヶ月のコーヒー代 1年間のコーヒー代
ドラッグストア 48円 960円 1万1520円
スーパー 95円 1900円 2万2800円
コンビニコーヒー(Sサイズ) 110円 2200円 2万6400円
自動販売機 130円 2600円 3万1200円
スターバックス
(ドリップコーヒーshort)
350円 7000円 8万4000円

著者作成
 
図表1のとおり比較的安価で購入できるドラッグストアでも、年間のコーヒー代は1万円を超えており、300円以上するカフェのコーヒーを毎日飲んでいる場合には年間のコーヒー代は8万円以上にもなります。
 
1本が少額でも年間でみると大きな金額となるため、コーヒーをやめることは節約効果が期待できるのです。
 

「コーヒーはやめられない」そんな人は水筒コーヒー

「節約で年間3万円浮くのは嬉しいけどコーヒーはやめられない」このように思う人も多いでしょう。コーヒーがやめられない人は、水筒コーヒーを検討してみましょう。インスタントコーヒーは一杯約10円、ドリップコーヒーは一杯約20円です。自宅から水筒コーヒーを持参した場合の金額を、缶コーヒーと同じ20日間の計算でみてみましょう。
 
図表2

1杯の値段(税込み) 1ヶ月のコーヒー代 1年間のコーヒー代
インスタントコーヒー 10円 200円 2400円
ドリップコーヒー 20円 400円 4800円

著者作成
 
図表2のとおり、自動販売機で購入する缶コーヒーからインスタントコーヒーに変更した場合には年間2万8800円、ドリップコーヒーに変更した場合には年間2万6400円の節約になります。
 
自宅でコーヒーを作り、水筒に入れて持参するのは少し手間を感じるかもしれませんが、物価高騰が話題となっている昨今、身近なところから節約してみるのもよいのではないでしょうか。
 

出典

一般社団法人 全日本コーヒー協会 日本のコーヒーの飲用状況
 
※ 2023/2/3 記事を一部、修正いたしました。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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