更新日: 2023.01.14 家計の見直し

【もっと減らせない?】通信費の見直しのポイントを詳しく知りたい!

【もっと減らせない?】通信費の見直しのポイントを詳しく知りたい!
スマホやインターネット料金といった通信費の高さに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。「毎月発生する料金だから仕方ない」と諦めたり、格安な料金プランに変更したくても具体的な節約方法が分からかったりする方もいることでしょう。
 
通信費は毎月の固定費となるため、一度見直してみるのが有効です。見直してみた結果、支出が減って節約につながる場合があります。
 
本記事では、世帯年収別の通信費平均額をはじめ、通信費を見直して節約する方法などを詳しく解説します。この機会に通信費の見直しを行い、効果的に節約してください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

【世帯年収別】通信費の平均額

通信費を見直す前に、まず通信費がどのくらいかかっているのかを把握することが大切です。総務省の家計調査では、通信費の平均額を図表1と図表2のように伝えています。
 
【図表1】家族の人数別:通信費の月額平均

家族の人数 通信費(月額)
1人 7153円
2人 1万947円
3人 1万3938円
4人 1万5771円
5人 1万7638円
6人以上 2万18円

総務省統計局「家計調査 家計収支編 2021年 表番号4」より筆者作成
 
単身世帯の通信費平均月額は7153円です。固定回線を契約していないケースも多いでしょう。また、家族の人数が多いほど通信費は高額になりますが、インターネット回線を家族で共有したり、スマホの家族割引が適用されたりするなど割安になる可能性が高く、1人あたりの金額は安くなります。
 
そのほかに、総務省の家計調査では年収が高くなるにつれて通信費が増加の傾向にあることが分かっています。図表2で見てみましょう。
 
【図表2】総世帯・勤労者世帯年収別:通信費の平均

年収 通信費(年額) 通信費(月額)
総世帯の年間収入五分位階級3(354~506万円) 13万3930円 約1万1160円
総世帯の年間収入五分位階級4(506~740万円) 15万6935円 約1万3077円
総世帯の年間収入五分位階級5(740万円~) 19万2938円 約1万6078円
勤労者世帯の年間収入五分位階級1(~343万円) 10万5971円 約8830円
勤労者の年間収入五分位階級2(343~503万円) 13万8244円 約1万1520円
勤労者の年間収入五分位階級3(503~651万円) 15万4535円 約1万2877円
勤労者の年間収入五分位階級4(651~869万円) 17万5284円 約1万4607円
勤労者の年間収入五分位階級5(869万円~) 20万6878円 約1万7239円

総務省統計局「家計調査 家計収支編 2021年 表番号10」より筆者作成
 

通信費の内訳

通信費の内訳は次のとおりです。

・携帯電話通信料:スマホや携帯電話などの回線にかかる料金(毎月の基本料金以外に、初回契約事務手数料、データ通信料、通話料、オプション料金なども含まれる)
 
・固定電話通信料:自宅で使用するインターネット(光回線、ケーブルテレビなどの回線)や固定電話の回線にかかる料金
 
・手紙や宅配便などの送料:はがきや手紙の切手、宅配便の送料(年賀状や暑中見舞いのはがき代も通信費に含まれる)
 
・NHK放送受信料
 
・ケーブルテレビ受信料
 
・インターネットプロバイダー料金、サーバー利用料、インターネット工事費用

 

通信費を見直して節約する方法

通信費を見直して節約する方法は次のとおりです。

格安SIMを使う

無料の通話アプリやWi-Fiを使う

契約内容を見直す

固定電話を解約する

 
通信費は毎月の支出に大きな変動のない固定費です。通信費を一度見直せば、長期的な節約が実現します。また、毎月数千円の支出を減らせれば、年間の節約効果も大きなものになるでしょう。
 

格安SIMを使う

大手携帯電話会社と契約している方は、格安SIMへの乗り換えを検討してみてください。スマホの月額料金を安くすることが可能だからです。
 
現在、大手携帯電話会社で契約していて、6000円以上支払っている方も多くいるでしょう。そこで、格安SIMを利用すれば、個人差はあるものの毎月の支払いを1000〜2000円程度に抑えられます。
 

無料の通話アプリやWi-Fiを使う

LINEなどの無料通信アプリやWi-Fiを有効活用するのも、通信費を抑えるのに効果的です。
 
友人などに電話をかけるときにLINEの通話機能を使えば、通話料金がかからないので通話料金を気にする必要がありません。また、動画や画像、Webサイトを見るときにモバイル通信でなくWi-Fiを使えば、月に数十ギガバイトのデータ通信量を抑えられます。
 
自宅以外に、フリーWi-Fiを提供する店舗や施設も多いです。よく行く場所がフリーWi-Fiサービスを提供しているなら、あらかじめ登録手続きを完了させておくといいでしょう。
 

契約内容を見直す

スマホやインターネット回線の契約内容を見直してみてください。新規契約時にキャンペーン適用条件をクリアするためにオプションへ加入したものの、まったく使用せずそのままになっているケースがあるからです。不要なオプションを外せば、その分だけ料金の負担を抑えられます。
 
現在の利用状況に対し、どのオプションが必要・不要か分からない場合、携帯電話会社やプロバイダーに問い合わせをしましょう。
 

固定電話を解約する

スマホや携帯電話を保有する人が増えた昨今では、固定電話は必要ないという人も多いのではないでしょうか。通信費の見直しにあたって、固定電話を解約すればその分の節約が可能です。
 
ただし、固定電話はスマホや携帯電話と比べて、電波の影響を受けません。災害が起きた際もスマホや携帯電話よりも通話しやすいとされているため、メリット・デメリットを踏まえたうえで解約するかどうかを判断してください。
 

通信費を見直して固定費を減らそう

スマホやインターネットの利用方法や契約内容を見直すだけで、通信費を減らすことが可能です。通信費を見直すのは面倒かもしれませんが、一度実行すればその後も節約効果が続くので、少しでも早くしたほうが節約において効果的です。
 
まず、利用方法に気を付けると同時に、携帯電話会社やプロバイダーの契約内容を確認してみましょう。そのうえで通信費の状況を把握してみてください。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 2021年 表番号4,10
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集