更新日: 2023.01.11 働き方

未経験の職種に就職できるチャンス! ハローワークのトライアル制度とは?

未経験の職種に就職できるチャンス! ハローワークのトライアル制度とは?
コロナ禍は雇用に大きな影響を与えました。職種によっては、シフトや給与を減らされ、離職せざるをえなかった方もいることでしょう。
 
離職後、同じ職種に就職するのではなく、これを機に未経験の職種にチャレンジしたいという方もいるかもしれません。そのような方の転職を支援する制度があることをご存じでしょうか?
 
今回は、未経験の職種にチャレンジできる、ハローワークのトライアル制度について紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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トライアル雇用制度の概要

「トライアル雇用制度」とは、働いた経験の少ない方や、就労期間にブランクのある方、知識・スキル不足により就職に不安がある方などを対象にした、就職支援制度です。
 
無期雇用への移行を前提に、一定期間、原則3ヶ月「お試し期間」として、企業で働くことが可能となります。
 
コロナ禍の特例として、令和3年2月から「新型コロナウイルス感染対応トライアルコース」が新設されました。
 

対象者

コースごとに、対象者を紹介します。
 

新型コロナウイルス感染対トライアルコース

コロナ禍にて新設されたコースは2つあります。
 
「新型コロナウイルス感染症対応トライアルコース」は、週30時間以上の無期雇用への移行を目指すコースです。
 
「新型コロナウイルス感染症対応短時間トライアルコース」は、週20時間以上30時間未満の無期雇用を目指すコースです。
 
いずれも対象者は次の要件に該当し、トライアル雇用を希望した方です。
 

●離職したり、シフトが減少したりしている
●就労経験のない職業を希望している

 

一般トライアルコース

次のうち、いずれかの条件を満たし一般トライアル雇用を希望した方が対象です。
 

●紹介日の前日から過去2年以内に、2回以上離職や転職を繰り返している
●紹介日前日時点で、離職期間が1年を超えている
●妊娠、出産育児を理由に離職し、紹介日の前日時点で、安定した職業についてない期間が1年を超えている
●紹介日時点で、ハローワーク等において、担当者制による個別支援を受けている55歳未満の人
●生活保護受給者、母子家庭の母等、父子家庭の父、日雇い労働者、季節労働者、中国残留邦人等永住帰国者、ホームレス、住居喪失不安定就労者、生活困窮者など就職の援助を行うにあたって、特別な配慮を要する人

 

利用方法

近くのハローワークへ問い合わせましょう。端末で検索して探すことも、窓口で職員と相談しながら選ぶこともできます。
 
希望する企業があったら、ハローワークを通して応募できます。
 

メリットとデメリット

メリットとデメリットをみてみましょう。
 

メリット

スキルや経験に関わらず、応募しやすいメリットがあります。3ヶ月という区切りを持って雇用されるため、採用までのハードルが低めです。
 
実際に働くことで、職場の空気感や業務内容を体験できるメリットもあります。お互いの状況がある程度理解できているため、安心して仕事を続けられます。
 

デメリット

トライアル期間後、必ずしも本採用にならない場合があります。不採用になると3ヶ月で解雇という職歴も残ります。
 
またトライアル雇用の応募は1カ所のみで、通常の求職と異なり、複数企業の中から検討することもできません。
 

まとめ

トライアル雇用について紹介しました。利用対象に当てはまり、未経験職種へのチャレンジや転職を検討しているのであれば、制度を活用してみるとよいでしょう。
 

出典

政府広報オンライン 未経験の仕事で正社員を目指す! 「トライアル雇用」に挑戦してみませんか

厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク 「トライアル雇用」に応募してみませんか?
 
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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