更新日: 2022.12.19 その他家計
お金を増やしたい・守りたいと思ったときに、やってはいけないこと
執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士
あなたはこんな行動をしていませんか
あなたは普段、次のような行動をしていないでしょうか。
(1)広告を見て、一番安い店まで買い物に行く
(2)テレビのコンセントを毎回抜き差ししている
(3)冷蔵庫の中はいつもぎっしり詰まっている
(4)インターネットのレシピを見て料理を作ることがほとんどだ
(5)自分が加入している保険の保障内容や保険料を知らない
(6)サブスクリプション契約が5個以上ある
これらのチェックは1つでも当てはまると、お金が貯まらない行動となります。
やってはいけない行動のポイントは
先ほどのチェックは、今まで筆者が相談を受けてきた中で、お金を貯められていなかった人の行動の一部です。1つずつ解説していきます。
(1) 広告を見て、一番安い店まで買い物に行く
毎日広告を見て、少しでも安い店を見付けると、少し遠いところであっても時間や車を使って買い物に行ってはいませんか。「時(とき)は金なり」と言いますし、ガソリン代や駐車場代もかかります。
(2) テレビのコンセントを毎回抜き差ししている
今の時代、電気代は右肩上がりに増えており、前年と比べると1.5倍ぐらいにはなっています。コンセントを抜くことは確かに節電効果があります。
ただ、テレビ離れが叫ばれていますが、それでも家に帰ったら一番にテレビの電源を入れる人は多いです。日々のコンセントの抜き差しの手間とその手間による節約の効果とのバランスを考える必要があります。
(3) 冷蔵庫の中はいつもぎっしり詰まっている
買いだめなどをして、冷蔵庫の中に物がぎっしり詰まっていると、それだけの物を冷やす必要があるので、電気代がかかります。これは八分目を目指しましょう。
(4) インターネットのレシピを見て料理を作ることがほとんどだ
インターネット上には料理の作り方のページがたくさんあります。これらのページは、料理に自信のない人やメニューに悩んだときに重宝します。
外食より自炊の方が節約にはなります。しかし、レシピに合わせて材料をそろえると、調味料などの中には、2度と使わないようなものもあります。こういうものが貯まると、結論として廃棄となり、もったいないです。購入するときは冷静になって考えましょう。
(5) 自分が加入している保険の保障内容や保険料を知らない
これはよくある話です。保険料や内容をいろいろと検討して、加入するときは分かっているけど、数年たつと覚えてもいないし、最悪の場合は、請求すら忘れるということもあります。多くの保険会社は毎年10月以降、控除証明書と一緒に契約内容のお知らせを送ってきます。それを見て、自分に必要な保険なのかを確認しましょう。
(6) サブスクリプション契約が5個以上ある
今の時代、多くのサブスクリプション契約が存在します。月額はそれほど高くなかったり、お得に感じるサービスなどもあります。契約は結びやすく、ボタン1つで契約が結べます。しかし解約は面倒になっていることが多いです。契約したもののあまり使わず放置しているサブスクはありませんか。「塵も積もれば」なので注意してください。
つまり、これらの行動は、今までに見聞きした情報から節約につながると思って行動していることが、結果的にはお金を使っていることになってしまっているのです。
まとめ
お金を増やしたい・守りたいと思ったときにやってはいけないことは、次の2つです。
(1)ストレスを伴う節約方法
(2)節約できると思っているけれど実は時間やお金を使っている節約方法
これらの具体例は、本当にいくつもあります。お金を増やしたい・守りたいと思ったら、あなた自身が自分の生活スタイルに合った節約方法を見つけることが一番の節約の近道です。
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士