更新日: 2022.12.13 その他家計
高くなったのは「電気代」だけじゃない! 「キッチン・お風呂・暖房」のガス代を節約する方法は?
そこで本記事では、キッチン、お風呂、暖房の3つに分けて、ガス代を節約するポイントをまとめました。ぜひ取り入れられるものは取り入れて、ガス代の節約に活用してください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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キッチンのガス代を節約する方法
家庭のなかで最も多くのガスを使う場所のひとつがキッチンです。キッチンで使うガスを節約するためには、普段の調理方法を見直したり、火加減や給湯温度の設定を適切に調整したりするのが有効です。
ここでは、キッチンのガス代を節約する方法として、以下の3つを紹介します。
・電子レンジや電気調理器を活用する
・給湯の設定温度を下げる
・中火や弱火で調理する
電子レンジや電気調理器を活用する
電子レンジで調理した場合の電気代は、ガスを使って同じ調理をする場合のガス代よりも低い場合がほとんどです。料理の温め直しだけでなく、パスタをゆでる、火が通りにくい野菜の下ごしらえをするなどの用途に、電子レンジを活用するとよいでしょう。また、余熱で火を通すタイプの電気調理器もガス代節約の助けになります。
給湯の設定温度を下げる
食器洗いなどをするときの給湯温度を下げるのも、効果的なガス代の節約方法です。特に冬場の気温が低い時期は水温も低いため、お湯を沸かすのに多くのガスが必要となります。給湯温度を少し下げるだけでも、ガスの使用量を減らす効果があるはずです。
中火や弱火で調理する
鍋底から炎がはみ出るような強い火力で調理をするのは、ガスの無駄になります。ガス調理の熱効率がよいのは、鍋底から炎がはみ出さない程度の中火以下の火力です。ガスコンロを使うときは火の強さに注意して、無駄を省きましょう。
お風呂のガス代を節約する方法
毎日大量のお湯を沸かして使うお風呂も、ガスをたくさん使う場所です。お風呂の入り方を工夫することは、ガス代の節約に直結します。
ここでは、お風呂のガス代を節約する方法として、次の4つを紹介します。
・シャワーの使用を減らす
・自動運転機能を使わない
・家族の入浴時間が空かないようにする
・風呂の蓋を小まめに閉める
シャワーの使用を減らす
シャワーからは常に新しく沸かしたお湯が出るため、シャワーを出すたびにガスを消費します。シャワーの頻度を減らしてできるだけ浴槽のお湯を使うと、ガス代の節約になります。また、シャワー使用時にはお湯を出しっぱなしにせず、小まめに止めましょう。
自動運転機能を使わない
お風呂の追い焚き時にも、多くのガスを使います。自動運転機能をオンにしていると、誰も入浴していない時間にも繰り返し追い焚きをしつづけるため、ガスの無駄が大きくなりがちです。自動運転機能は切って、必要になるたびに追い焚きをするほうが節約になります。
家族の入浴時間が空かないようにする
誰かが入浴して次の家族が入浴するまでに間隔が空くと、お湯が冷めてしまいます。家族の入浴タイミングをできるだけ詰めることで、お湯が冷め切らないうちにみんなが入れるため、追い焚きの頻度を減らせるでしょう。
風呂の蓋を小まめに閉める
お湯が冷めて追い焚きする回数を減らすために、風呂の蓋は小まめに閉めましょう。誰も入っていない時間に閉めておくのはもちろん、髪や体を洗う間も、お湯をくむ隙間だけ残して蓋を閉めておくと、お湯がぐっと冷めにくくなるためおすすめです。
暖房のガス代を節約する方法
ガス暖房器具を導入している家庭では、冬場の暖房で消費するガスをいかに節約するかも、ガス代を抑えるポイントとなります。暖房の使い方やインテリアに工夫をして、節約につなげましょう。
ここでは、暖房のガス代を節約する方法として、以下の2つを紹介します。
・温度設定を下げる
・カーテンなどで外からの冷気を遮断する
温度設定を下げる
暖房の温度を高くすると、ガスの消費量は増大します。設定温度は20℃くらいを目安にして、上げすぎないように気を付けましょう。暖房の効きが悪く低い温度設定では暖まらないと感じるときは、フィルターに貯まったほこりの掃除をすると改善することがあります。
カーテンなどで外からの冷気を遮断する
暖房の効率を高めてガスの無駄を省くには、外からの冷気を入れないことと、部屋の暖気を逃さないことを意識する必要があります。広い窓には厚めのカーテンをかける、窓用の断熱シートを利用するなどの工夫をしましょう。
節約術を駆使して少しでもガス代の負担を減らそう
ガス代を節約するには、キッチンやお風呂、暖房器具など、それぞれのポイントに合わせた方法でガスの使用を抑える必要があります。無理な節約は長続きしません。ストレスを感じない方法から実践するのがよいでしょう。
さまざまなものが値上がりして、家計への負担が無視できなくなっています。節約術を上手に取り入れて、高騰するガス代の負担を少しでも減らしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部