更新日: 2022.12.12 働き方

収入を増やす2つの方法。転職や副業のメリット・デメリットや成功の秘訣

収入を増やす2つの方法。転職や副業のメリット・デメリットや成功の秘訣
収入減や物価高などの影響もあり、収入を増やす方法を模索している方は多いのではないでしょうか。
 
収入を増やす方法には、転職や副業があります。それぞれで特徴が異なるため、事前に把握をして、自分に合った方法で収入増を目指すことが大切です。
 
本記事では、転職と副業のメリット・デメリットや収入を増やすための成功の秘訣について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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転職のメリット・デメリット、成功の秘訣とは

収入を増やせる方法の一つが転職です。転職についてメリットやデメリットを知れば、副業との具体的な比較も可能です。また、成功の秘訣を押さえていれば、転職活動の成功率が上がります。
 
ここでは、転職のメリットやデメリット、成功の秘訣について見ていきましょう。
 

転職のメリット

転職をするメリットは、収入アップが期待できることです。現在の会社より給与や賞与、インセンティブ、手当などの条件のよい求人に絞って転職活動ができます。「転職によって給与が5万円上がった」「転職したことで年収が100万円以上アップした」といった方もいます。
 
厚生労働省「令和2年上半期雇用動向調査結果の概況 」によると、令和2年1~6月の転職入職者3万6412 人を対象とした調査では、前職の賃金に比べて「増加」した方の割合は35.9%、「減少」した方の割合は35.2%、「変わらない」と答え方の割合は28.3%です。
 
転職後に収入が減少した方もいますが、3割以上の方は増加しています。また、前年同期比では「増加」は0.6ポイント上昇、「減少」は0.6ポイント低下しています。
 
新たな環境で自分の可能性を広げられるうえに、給与の条件がよくなる場合もあるため、収入アップを目的に転職を検討する方は多くいます。
      

転職のデメリット

転職のデメリットは、収入が下がる場合もあることです。
 
上記のとおり、厚生労働省「令和2年上半期雇用動向調査結果の概況」では、35.2%の方が転職後に収入が減ったと答えています。インセンティブなどの条件がよくても、転職直後から獲得できる保証はありません。収入アップを目指して転職をしても、収入が減るリスクがあることを理解しておきましょう。
 
また、希望の会社や業界・業種へ転職できても、転職後に面接で聞いていた内容やイメージしていたものと違ったなどの理由で、すぐに辞めてしまうこともありますので、転職を決める際はそのリスクを負うことを留意しなければなりません。
    

転職の成功の秘訣

転職の成功の秘訣は、「プロの力を借りる」「時間に余裕をもって転職活動をする」です。そこで、転職エージェントなどのプロの力を借りるのも一つの手です。転職エージェントは転職のノウハウをもっているため、転職活動を成功へと導いてくれます。
 
転職エージェントの利用には、次のメリットがあります。

・履歴書や職務経歴書の添削を受けられる
・面接対策がある
・非公開求人を紹介してもらえる
・企業や業界情報を提供してもらえる
・日程調整や条件の交渉が任せられる

また、退職をした後での転職活動は、生活費に余裕がなくなる焦りから無理に転職先を決めることになり、転職活動に失敗してしまう可能性が高くなります。転職エージェントは働きながら転職活動ができるので、余裕をもつことができます。
 

副業のメリットとデメリット、成功の秘訣とは

収入を増やす方法には副業もあります。副業は、転職とは違って仕事を辞めずに収入を増やせる方法です。新たな知識やスキルの習得にも役立ちます。
 
ここでは、副業のメリットやデメリット、成功の秘訣について見ていきましょう。
 

副業のメリット

副業のメリットは「現在の仕事を続けながら収入アップが見込める」「新たなスキルや人脈を作れる」ことです。平日の仕事終わりや休日を利用して副業ができるため、現在の仕事を辞める必要がありません。
 
パーソルイノベーション株式会社が運営する副業人材マッチングサービス「lotsful(ロッツフル)」で行った、2022年8月に20~40歳代の会社員667名を対象とした「副業に関する定点調査(2022夏)」によると、副業の月あたりの平均収入は図表1のとおりです。
 
【図表1】

収入 割合
5万円未満 33.3%
5万円以上10万円未満 17.5%
10万円以上20万円未満 15.4%
20万円以上30万円未満 9.4%
30万円以上40万円未満 7.3%
40万円以上50万円未満 4.7%
50万円以上70万円未満 2.1%
70万円以上100万未満 1.3%
100万円以上 1.7%

パーソルイノベーション株式会社「副業に関する定点調査 (2022夏)」より筆者作成
 
図表1では、10万円以上40万円未満が全体の約3割を占めています。また、ランサーズ株式会社の「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、オンラインで仕事をするフリーランスの平均報酬は147万円(月あたり約12万円)でした。
 
副業をすると収入アップが見込めるうえに、新たなスキルの習得や人脈構築にも役立つのがメリットです。
 

副業のデメリット

副業のデメリットは、働く時間が増えることで、本業がおろそかになる可能性があることです。睡眠時間やリフレッシュの時間が少なくなると、集中力の低下を招きます。また、体に疲れがたまり、体調を崩しやすくなるので注意が必要です。
 
本業に支障が出て、評価や給与が下がってはあまり意味がありません。副業をする際は、自己管理が大切になります。
 

副業の成功の秘訣

副業の成功の秘訣は「自分に合った仕事を選ぶ」ことです。副業にはさまざまな仕事があり、自分に合った仕事でないと長続きしません。いくら報酬が高いとはいえ、苦手な仕事や嫌いな仕事では、ストレスがたまりモチベーションも低下します。無理をして続けると、本業に支障が出てしまいます。
 
副業の種類はさまざまありますので、自分に合った仕事を選ぶようにしましょう。
 

転職と副業それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法で収入を増やそう!

転職と副業どちらも収入アップが期待できます。それぞれでメリットやデメリットが異なるため、事前に把握し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
 
どちらの方法も仕事探しに時間がかかる可能性があるため、転職エージェントやクラウドソーシングなどのサービスの利用をおすすめします。収入アップを目指す方は、ぜひ自分に合った方法で始めてみましょう。
 

出典

厚生労働省 令和2年上半期雇用動向調査結果の概況 ―
パーソルイノベーション株式会社 副業に関する定点調査(2022夏)
ランサーズ株式会社 新・フリーランス実態調査 2021-2022年版
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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