更新日: 2022.11.18 家計の見直し

物価高で家計の見直し需要が上昇。FPが固定費の削減方法を教えます!

物価高で家計の見直し需要が上昇。FPが固定費の削減方法を教えます!
物価高騰を背景に家計の見直し需要が高まっていますが、「食料品代や外食代を節約したい」と考えている人も多いのではないでしょうか?
 
実際、平日のランチを抜くような状態のビジネスパーソンがいることも明らかになっています。同じように不健康な節約をしている人も多いかもしれません。
 
そこで今回は固定費の削減方法に注目し、「特に取り掛かりやすいもの」を優先的にいくつか紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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食料代を節約する男女は多い?

保険ガイド「リアほ」を開発・運営する株式会社WDCが、20代~40代の既婚男女300人に実施した「物価高騰に関するアンケート調査」(2022年10月)によると、「家計のどの項目を見直した、もしくは見直したいですか?(複数回答可)」という問いに対して、「食料品代」が34.33%、「外食代」が30.33%という結果でした。
 
また、福利厚生の食事補助サービスを提供している株式会社エデンレッドジャパンが、全国の20代~50代のビジネスパーソン600人を対象に実施した「ビジネスパーソンのランチ実態調査2022」(2022年9月)によると、物価上昇の影響で8割以上の家計が苦しくなっており、4人に1人が勤務日にランチを食べなかったと回答しています。
 
このことから、特に食費が家計を圧迫していると分かりますが、食費のような変動費よりも、毎月かかる固定費を抑えるほうが効果的に節約できる可能性があります。
 

取り掛かりやすい固定費はコレ!

まずは取り掛かりやすい固定費から考えることをおすすめします。例えばサブスクリプションサービス(以下サブスク)はどうでしょうか? 動画配信サービスや音楽配信サービスに加入しながらも、実際は使用頻度が低いかもしれません。
 
そのため、契約中のサブスクをリスト化したうえで、退会しても生活に影響がないものをピックアップし、1つずつ解除を検討しましょう。仮に月1000円のサブスクを2件解除した場合でも、1回のランチ代を700円と考えると、約3回分のランチ代になります。ランチを3回抜く必要がないということです。
 
次に水道光熱費を見直してみてください。湯船のお湯を洗濯に再利用したり、シャワーヘッドを交換したりという対策によって、水道代の節約につながります。
 
電気代に関しては、契約プランの見直しや、電力会社自体の変更という選択肢もあるでしょう。事前に電力会社のサイトなどでシミュレーションを行うことが大切です。
 
次に通信費の削減を考えます。例えば、携帯電話の利用プランを変更することで節約できる可能性があります。大手キャリアも格安プランを導入しているため、データ使い放題のような大容量プランを利用している場合は、切り替えも検討してみてください。
 
インターネットの回線料金に関しても、プロバイダの変更や、モバイルWi-Fiルータの使用によって削減できる可能性があります。マンションによっては、最初からWi-Fi回線を利用できるケースがあるので確認するとよいでしょう。
 
ほかにも、住宅費、保険料、教育費といった固定費の節約が考えられますが、見直しやすいサブスク、水道光熱費、通信費の後で考えることをおすすめします。
 

まとめ

今回は取り掛かりやすい固定費の削減方法として、サブスク、水道光熱費、通信費について解説しました。
 
最初に効果を実感しやすいサブスクから始めて、水道代と電気代、携帯電話の利用プラン、インターネット回線の順に固定費を見直すことで、毎月の節約効果を期待できるでしょう。
 

出典

株式会社WDC 物価高騰に関するアンケート調査 (2022年)
株式会社エデンレッドジャパン ビジネスパーソンのランチ実態調査2022
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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