更新日: 2022.10.12 その他家計

「セカンド冷蔵庫」を持つと電気代はどのくらい増える?

「セカンド冷蔵庫」を持つと電気代はどのくらい増える?
冷凍食品や作り置きの食材などを保存するのに便利なのが、セカンド冷蔵庫です。最近は、新型コロナウイルスの感染拡大により、需要が増えているのを知っていますか。
 
本記事では、冷蔵庫を2台購入することで、電気代はどれくらい増えるのかについて解説します。電気代の節約方法についてなども解説していますので、これから冷蔵庫を買い足そうか検討している方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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セカンド冷蔵庫に注目が集まる理由とは

新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛で自炊することが増えて、大きい冷蔵庫への買い替えを検討する方が増えています。
 
しかし、まだ使える冷蔵庫を買い替えるのであれば、もう1台購入したほうがよいと考える方が多く、近年「セカンド冷蔵庫」が話題になっているのをご存じですか。本項では、「セカンド冷蔵庫」に注目が集まる理由について解説します。
 

新型コロナウイルスの感染拡大による需要拡大

主な理由のひとつとして、外食を控えて自炊するご家庭が増えたことで、手軽な「冷凍食品」の需要が高まったからと考えられます。最近では、冷凍食品もレストランに負けないおいしさと評判が高い商品が多くなったことで、冷凍食品を購入される方が増えました。
 
また、ご家庭によっては冷蔵スペースも足りなくなったため、ペットボトルなどの飲み物を入れるなどの理由で小さい冷蔵庫を買い足しするために購入される方も多くいるようです。
 

セカンド冷蔵庫の選び方

セカンド冷蔵庫の選び方は、大きく分けて次の3つがあります。
 

●サイズ
●冷却方式
●開閉方法

 
冷蔵庫のサイズはさまざまなものがあるので、置き場所やご家族の人数、ストックする食材の量を考えて、大きすぎないものを選びましょう。
 
冷却方式は、「ファン式」と「直冷式」の2種類があります。「ファン式」は、冷却器から出る冷気を使い冷蔵庫内を冷やすタイプのもので、お手入れが簡単です。「直冷式」は、冷凍庫内の冷却器で冷やした空気を循環させるタイプで、冷却能力が高いのが特徴的です。
 
最後に開閉方法は、「前開き式」と「上開き式」があります。前開き式は庫内のものを把握できて奥のものが取り出しやすく、上開き式は上部を開閉するタイプで冷気を逃がしにくい構造になっています。
 
セカンド冷蔵庫の使い方を考えて、ご家庭に合ったものを用意しましょう。
 

冷蔵庫の電気代ってどれくらい?

セカンド冷蔵庫の購入するとき、冷蔵庫本体だけでなく電気代も考慮に入れるとよいでしょう。冷蔵庫は、24時間365日稼働し続けるものなので、1台が2台に増えたら電気代は当然上がります。それでは、電気代はどれくらい上がるのでしょうか。
 
冷蔵庫のおおよその年間電気代は「年間消費電力(キロワットアワー)×1キロワットアワーあたりの電気料金単価(円)」で計算できます。これを12で割れば月間の消費電力が分かります。年間消費電力は取扱説明書や製造・販売会社などのWebサイトに、電気料金単価は電力会社のWebサイトに記載されています。
 
参考までに世帯人数が1人、2~3人、4人以上用の冷蔵庫でそれぞれ計算しました。年間消費電力は各サイズのおおよそのもの、電気料金単価は26円と仮定しています。
 

●168リットル(1人暮らし用):310キロワットアワー×26円=年間8060円
●365リットル(2~3人用):340キロワットアワー×26円=年間8840円
●600リットル(4人以上用):250キロワットアワー×26円=年間6500円

 
上記から、600リットルの冷蔵庫は電気代が安いのですが、これは最近の大型冷蔵庫は消費電力を抑える設計がされているためで、冷蔵庫の大きさと電気代は比例しないことが分かります。このことも踏まえて、買い替えるかセカンド冷蔵庫を購入するかの検討材料にしてもよいでしょう。なお、夏場と冬場では消費電力が異なるため、毎月の電気代が変わる可能性があります。
 

セカンド冷蔵庫の電気代を節約する方法

セカンド冷蔵庫の電気代を少しでも節約したい方は、次に挙げる方法を実践してみてください。
 

●食品を詰め込みすぎない
●温かいものは冷ましてから入れる
●ドアの開閉時間を少なくする
●契約アンペア数を見直す

 
冷蔵庫内の空気循環をよくするためにも、食品をパンパンに詰め込みすぎるのはよくありません。冷蔵庫に食品を入れる場合は、奥の壁が見える程度がよいとされています。セカンド冷蔵庫を購入したからといって、食材を買いすぎるのは控えましょう。
 
また、温かいものをそのまま冷蔵庫に入れたり、ドアを開けっ放しにしたりするなど、冷蔵庫内の温度を上げる行為も避けたほうが節約につながります。
 
最後に、セカンド冷蔵庫を購入するタイミングで、一度電気会社の契約アンペア数を確認してみましょう。移住人数や生活スタイルによって、適正なアンペア数は異なります。特に、複数家電を使用するとブレーカーが落ちやすい方は、アンペア数が合っていない可能性があるでしょう。
 

ご家庭にあった「セカンド冷蔵庫」を選ぼう

新型コロナウイルスの感染拡大により、「セカンド冷蔵庫」の需要が増えています。冷蔵庫は24時間・365日稼働し続けるもののため、購入する場合は月々の電気代をしっかりと考えなくてはいけません。
 
2~3人暮らし用の容量の冷蔵庫を購入した場合、月々の電気代は約760円アップします。購入を検討している方は、冷蔵庫の節約や契約アンペア数を見直すなどして、事前にしっかりと対策を立てましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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