更新日: 2022.09.29 その他家計
ガス代の節約を実践する人はあまり多くない? FPが教える節約アイデア
この記事では、ガス代を減らすアイデアをいくつか紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ガス代の節約意識は高い?
くらし情報メディア「ヨムーノ」を運営している株式会社ロコガイド(くふうグループカンパニー)が行った「節約意識に関するアンケート調査」によると、「いま節約を実践している分野を教えてください(複数回答可)」という問いに対して、「ガス」と回答した人は19.2%でした。食品や電気代など11項目ある中で10番目の順位です。
また、「できれば節約したくないものについて教えてください(複数回答可)」という問いに対して、10.4%の人が「ガス」と回答しています。これは13項目中13番目の順位です。
このように、ガスの節約を意識している人は2割弱に止まるものの、「できれば節約したくないもの」は最下位なので、節約への抵抗は薄いと予測できます。適切な方法さえ分かれば、ガス代の節約を実践する人が増えるかもしれません。
ガス代を節約する3つの方法
では、どうすればガス代を節約できるのでしょうか。具体的には以下3つの方法を考えるとよいでしょう。
●ガス会社を変更する
●支払い方法を変更する
●使い方を意識する
まずガス会社の変更ですが、プロパンガスも都市ガスも利用者が選択できます。特にプロパンガスは事業者によって価格差が大きいといわれていますので、インターネットで比較し、変更することでガス代を減らせる可能性があります。
ただし、賃貸物件の場合はガス会社を指定されているケースがあるため、まずは大家や管理会社に確認することが大切です。
次に支払い方法の変更ですが、口座振替に変えることで割引が適用されるケースがあります。例えば東京ガスでは、口座振替によって毎月のガス料金が55円(税込)割引となります。
節約効果は限定的かもしれませんが、年間ベースで660円の節約になりますし、何より口座振替は時間の節約につながります。
最後にガスの使い方ですが、お風呂でシャワーを使う際は出しっ放しに注意しましょう。身体を洗っている間はシャワーを止めるなど、お湯の使い方を意識することで節約効果が期待できます。節水シャワーヘッドでお湯の量を押さえることも考えてみてください。浴槽にお湯をためる際は少し温度を低くしたり、追い炊きをしないで温かいうちに入ったりという心がけもポイントです。
また、料理の下ごしらえにガスコンロではなく電子レンジを使う、煮込み料理では保温性が高い鍋を使用する、食器洗い時のお湯の設定温度を下げる(もしくは水を使う)、といった対策も検討しましょう。
ただし、前述したアンケート調査では「できれば節約したくないもの」の上位に食品が含まれていますので、料理シーンの節約もまた、ストレスにつながるかもしれません。そのため、「可能な範囲内でガス料金を節約する」という意識が大切になります。
まとめ
今回はガス代を節約する方法について解説しました。ガス代を大きく削減することは難しいかもしれませんが、お風呂や料理など、日常の心がけによって節約を実践できます。可能であればガス会社や支払い方法の変更も考えてみるとよいでしょう。
出典
株式会社ロコガイド 節約意識に関するアンケート調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部