更新日: 2022.09.11 家計の見直し

4人家族の食費「10万円」は高すぎる?平均はいくら?

4人家族の食費「10万円」は高すぎる?平均はいくら?
先月の食費を見て「一般的な家庭より使いすぎているのでは?」などと感じていませんか?
 
ゼロにすることは難しい出費であるため、生活費の中でも特に食費を気にしている方は多いでしょう。
 
この記事では、4人家族における食費の平均と節約のポイントを解説しています。以下の記事を参考にすれば、現在の食費を評価してどのように節約すればよいかがわかるはずです。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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4人家族における食費の平均


 
4人家族における食費の平均は、総務省統計局が発表している「家計調査(調査年月2020年)」から確認できます。ここでいう4人家族は、有業者の世帯主とその配偶者、子ども2人で構成される世帯を指します。
 
1ヶ月の食費はどれくらいなのでしょうか。
 

・1ヶ月の食費の平均

同調査によると、4人家族(有業者1人)の食費の平均は1ヶ月当たり8万4430円です。この金額には、一般外食と学校給食で構成される外食、酒類にかかった費用が含まれています。これらを除くと食費の平均は7万1114円になります。
 
主な用途別の支出は次の通りです。

穀類:7934円
魚介類:4837円
肉類:1万6円
乳卵類:5250円
野菜・海藻:9196円
果物:2401円
油脂・調味料:4311円
菓子類:8242円
調理食品:1万683円
飲料:5432円
酒類:2822円
外食:1万3315円

主な用途の中で、最も金額が大きいのは1万3315円の外食です。一般外食は1万958円、学校給食は2358円となっています。次に金額が大きいのは、主食的調理食品(4733円)と他の調理食品(5951円)で構成される調理食品です。
 
主食的調理食品は、米・麺類・パン類・餅類などを含んでいる調理食品を指します。具体的には、弁当・すし・おにぎり・調理パンなどが該当します。
 
他の調理食品は、冷凍調理食品・揚げ物・総菜材料セットなどです。
 

食費がかさむときに意識したい節約のポイント

食費を評価するときは家族構成などを考慮する必要はありますが、1ヶ月当たりの食費が8万4430円を超えている場合は平均より高いといえます。どのように節約すればよいのでしょうか。
 

・食費の内訳を把握する

最初に取り組みたいのが、何にどれくらい使っているか把握することです。食費の内訳は、家計簿アプリなどを使用すると手軽に把握できます。内訳がわかれば、家計調査の結果と比較して使いすぎている用途を調べられます。
 

・1ヶ月の外食費を決める

食費の中で金額が大きくなりやすいのが外食費です。外食費をコントロールすると食費を抑えやすくなります。
 
外食費を抑えるコツは、1ヶ月当たりの予算を決めてしまうことです。予算を決めると、利用する店舗や利用する回数を工夫してやりくりできるようになります。
 

・できるだけまとめ買いする

まとめ買いを心がけると、食費を節約しやすくなります。買い物回数を減らせるため、店頭で魅力的な商品と出会って衝動買いしてしまうことを少なくできるからです。また、まとめ買いをすることで割引を受けられることもあります。
 

・買い物前に冷蔵庫をチェックする

買い物前に冷蔵庫をチェックすることでも食費を抑えられる可能性があります。残っているものを買い足してしまうことを防げるからです。徹底したい方は、買い物の前に「購入するものリスト」を作成しておくとよいでしょう。
 

食費を上手に節約してみませんか?

4人家族における食費の平均は8万4430円です。家族構成により上下すると考えられますが、この金額を参考や目安にすることはできます。
 
食費が高いと感じている方は、外食費を決める、まとめ買いを心がけるなどに取り組んでみてはいかがでしょうか。
 
食費の節約は、心がけ次第で今日から始められます。家計簿をつけると効果を可視化できるため、モチベーションを維持しやすくなります。
 

出典

総務省統計局 家計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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