更新日: 2022.09.09 その他家計
月収30万独身、月10万貯金するには家賃はいくらがいいでしょうか?
貯金をしっかりしていくなら、毎月かかる固定費を抑えることも大切になります。それでは、額面収入30万円の人が毎月10万円を貯金しながら1人暮らしをする場合、家賃はどのぐらいまでに抑えたほうがよいのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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家賃は使えるお金の3分の1以下に!
手取り収入は、適用される控除額によって変わりますが、一般的に額面収入の75%~85%になります。仮に額面収入の80%の手取り収入を得ているのであれば、額面収入が月額30万円の人の手取り収入は月額24万円となります。ここから、先に貯蓄額の10万円を引くと、1ヶ月に使えるお金は14万円となります。
一般的に家賃は手取り収入の3分の1以下になるのが望ましいといわれています。10万円の貯金をするという目標があるのなら、使えるお金を手取り収入とみなして、その3分の1以下の部屋を探すのがおすすめです。手取り収入が14万円だと、家賃4万6667円以内の部屋を探すとよいでしょう。
なお、東京23区内だと家賃4万6667円以下の物件を探すのは難しくなります。会社で利用できる社員住宅がある人は、社員住宅の利用を検討してみるとよいでしょう。また、23区外の多摩地区や隣接県だと家賃相場が下がります。少し範囲を広げて部屋を探してみるのもおすすめです。
確実に貯金をしたいなら「先取り貯金」を!
毎月、しっかりと貯金をしていきたいのなら、残った分を貯金するのではなく「先取り貯金」をするのがおすすめです。あらかじめ貯金する分を口座に入れてしまい、残った分でやりくりをしていくのです。
1人暮らしをする人なら、貯金のほか、家賃や駐車場代、光熱費などの固定費を口座に入れ、残ったお金で生活費をやりくりしていきます。
生活費の節約のコツ
1人暮らしに必要な食費は、1ヶ月あたり3万5000円~4万円です。食費を節約するためには外食の頻度を減らし、自炊率を上げることが大切です。食生活を改善することによって栄養バランスが整い、医療費の節約につながるかもしれません。
現代の生活に欠かせない通信費も見直すことができます。大手キャリアで契約をすると通話や通信の品質がよく、人気のスマートフォンを割引価格で買えるというメリットがありますが、仕事以外でしか使わないのであれば、格安スマホに乗り換えることも検討してみましょう。自分の生活に合った契約プランにすることで、通信費を抑えることができます。
なお、生活費をクレジットカードで支払うようにすると、人によってはポイントなどをうまく活用して節約することができますが、お金を使いすぎてしまい、「先取り貯金」分に手をつけてしまう人もいるようです。クレジットカードでの支払いにするとつい買いすぎてしまうという人は、生活費は現金で支払うようにしたほうがよいでしょう。
確実に貯金するなら4万6667円以下の部屋を探そう
額面収入30万円の人が1ヶ月に10万円を貯金しようとした場合、家賃は4万6667円以下に抑えるのがおすすめです。貯金分の10万円はないものとして、残ったお金で生活をやりくりしていくと、お金を確実にためることができます。
生活費をやりくりするときもできるだけ自炊をするなど、節約を意識すると赤字になって貯金に手をつけることを防げます。続けられる節約術を身につけていくことが大切です。
出典
総務省統計局 家計調査(家計収支編) 調査結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部