更新日: 2022.06.30 働き方

場所や時間に縛られないフリーランスのWebデザイナーになりたい! いくら稼げるの?

場所や時間に縛られないフリーランスのWebデザイナーになりたい! いくら稼げるの?
今は、各種情報を入手するのも、買い物するのも、自治体の手続きもインターネットで行うのが普通になっています。このように、インターネットは生活になくてはならないものになっており、どの企業もWebサイトを立ち上げ、日々情報発信を行っています。そのため、Webサイトのデザインや設計をするWebデザイナーは市場からの需要が高そうです。
 
また、Webデザイナーは専門的な知識やスキルを有し、パソコンがあればどこでも仕事ができるので、フリーランスとしてもやっていけるでしょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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それでは、フリーランスのWebデザイナーはどのくらい稼げる仕事なのでしょうか? 株式会社日本デザインが実施した、フリーランスや個人事業主のWebデザイナーに対しての「Webデザイナーの年収」に関する意識調査の結果を見ていきたいと思います(※)。
 

フリーランスWebデザイナーになった経緯は?


 
フリーランスWebデザイナーになった経緯についての質問には、44.7%の方が「元々フリーランスとしての意向があった」と答えています。次いで40.8%の方が「元々デザインやものづくりに興味があった」と答えていますが、それと同時に「労働時間や場所を窮屈に感じた」という回答も多いです。会社に所属しないフリーランスに魅力を感じる人も少なくないのですね。
 
自由回答を見ると、パソコンとネット環境さえあれば場所に縛られず仕事ができるという点の他、小さい子どもがいるなどの家庭の事情、うつ病になり働く環境を変えたかったというように、家庭の事情や本人の健康状態からフリーランスを選んだという人が見られました。
 

フリーランスWebデザイナーになる前に不安だったことは、「安定した収入が得られるかどうか」

フリーランスWebデザイナーになる際、最も不安だったことは、「安定した収入が得られるか」(64.1%)、「安定した案件受注ができるか」(57.3%)で、3位に20ポイント近くの差をつけて多い結果となりました。会社員という安定した立場を捨て、継続的に仕事と収入が得られるかが不安だったようです。他には「法律や税務の知識がなくても大丈夫か」(30.1%)と、独立後の経営に対しても不安を抱いていたことがうかがえます。
 
ところが、実際フリーランスになってみたところ、6割近くが上記の不安は解消されたと回答しました。案ずるより産むがやすしということなのでしょうか。
 

フリーランスWebデザイナーになった経緯は?


 
どのくらいの月収が見込めればフリーランスへの転身を考えてもよいと思うか尋ねると、最も多いのは「30万円~40万円未満」(25.2%)で、続いて「20万円~30万円未満」(16.5%)、「40万円~50万円未満」(15.5%)となっています。前職と同じくらいの収入を目安にしたり、生活費を差し引いても貯金や投資ができる余裕があったり、フリーで働くうまみがある月収を目指したりすると、このくらいの金額がほしいと思うのでしょうね。
 

 
現在の月収は「20万円未満」(24.2%)、「20万円~30万円未満」(20.4%)と、「20万円〜30万円」がボリュームゾーンとなっており、フリーランスになったら、現在より10万円程度高い月収を目指そうとする気持ちがうかがえます。
 
フリーランスのWebデザイナーに最も必要とされるスキルについて伺ったところ、「コミュニケーション能力」が71.8%で、次いで「デザインスキル」(70.9%)、「コーディングスキル」(51.5%)となり、仕事を得るためにはデザインスキルだけではなく、人脈を作って仕事を得ることや、スムーズにプロジェクトを回していくためのコミュニケーション能力が必要だと考えていることが分かります。
 
上記以外に、フリーランスのWebデザイナーに必要だと思うスキルは、企画力と提案力、流行へのアンテナが高いことやどんな依頼にも応えられる柔軟性といった回答が見られました。また、仕事を得たり、ライターやイラストレーターなどとのコネクションを持ったりすることも重要なようです。
 
現在、Webデザイナーは企業からのニーズが多いため、スキルや企画力があれば、フリーランスで現在より高い収入を得られると思うかもしれません。しかし、仕事を得るためには、案件紹介サイトやクラウドソーシングに登録したり、SNSやブログで作品をアピールしたり、デザインコンテストに応募したりするなど、努力が必要です。得られた仕事を着実にこなし、信頼を獲得していくことが必要になるでしょう。
 

出典

※株式会社日本デザイン【フリーランスWebデザイナー103人にアンケート】
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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