更新日: 2022.06.30 家計の見直し
食品の値上げラッシュ!「食費の節約」はどうすればいい? 方法を解説!
食品の値上げは直接食費に影響するため、家計へのダメージも避けられません。食費が家計を圧迫しないためには、節約に励む必要があります。
では一体、どのような食費の節約方法があるのでしょうか。
二人以上世帯・単身世帯の平均食費
総務省の調べによると、令和2年の二人以上世帯・勤労者世帯(2.95人)の1ヶ月当たりの食費は、平均7万6440円です。なお、同時期の単身世帯の食費は、平均4万235円となっています。
同調査では、単身世帯は二人以上世帯に比べて外食費がかかっていることも明らかになっています。食品の値上げによる食費の圧迫を避けるためには、節約は避けて通れないでしょう。
食費の節約方法
そもそも食品が値上がりしている現状では、意識して節約を行わないと食費はどんどん膨らんできます。ここでは4つの食費節約のコツをご紹介します。
冷蔵庫の中を整理する
冷蔵庫の中が整理されていませんと、どこに何があるか把握しきれず、買い物かぶりや賞味期限切れになりやすいです。調味料などのこまごました食材は、収納ケースに入れてまとめて保管しておきますと、管理しやすくおすすめです。買い物に行く前には、冷蔵庫を確認して残っている食材を把握しておくことも重要です。
買い物に行く回数を減らす
買い物に行く回数が多いと、不要なものを買いやすくなります。食費を節約するためには、まとめ買いをして買い出しの回数を減らしましょう。購入した食材を使い切るタイミングで買い出しに行くようにすると、冷蔵庫に古い食材をため込む心配もなく、無駄遣いを防げます。
作り置きやアレンジができる食材を選ぶ
自炊するための食材を選ぶときは、作り置きやアレンジができる食材を選ぶのがおすすめです。まとめて作り置きをしておくことで、食材の無駄が減り、都度作る手間も省けます。
また、一度作った料理をほかのメニューにアレンジするレシピにすると、食事に飽きにくいでしょう。2日目の肉じゃがをカレーにするなど、手軽にアレンジできるメニューも充実しています。
プライベートブランドに切り替える
大手食品メーカーが相次いで値上げを発表している今、調味料や乾物などをプライベートブランドに切り替えることも食費の節約に有効です。プライベートブランドは小売店や問屋が介入しない分、販売価格が抑えられており、食費の節約につながります。
お菓子や飲料、お酒類などもプライベートブランドで展開しているメーカーもあるため、嗜好(しこう)品の支出が多い人にも向いています。
食費を抑えて支出を抑えよう
石油価格や電気代なども高騰している昨今では、今後も食品の値上げが続くことが考えられます。今までと同じように生活をしていたのでは、食費が家計を圧迫するかもしれません。
食費の節約は、料理を作る段階だけでなく、買い物の仕方で改善する部分も大きいです。ぜひ参考に、値上げする食品による家計の赤字を防いでください。
出典
総務省統計局 家計調査 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 二人以上の世帯
総務省統計局 家計調査 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 単身世帯
執筆者:丸山希
2級ファイナンシャルプランニング技能士