更新日: 2022.06.24 働き方
手取り15万、地方在住正社員です。昇給も見込めず将来に希望が持てません…
少し視野を広げ、さまざまな可能性を見いだすことから始めてみてはどうでしょうか。具体的にどのような思考で現状や仕事と向き合うべきか、いくつかの考え方を紹介していきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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選択肢を広げる
働き方に対する価値観はさまざまですが、まずは、正社員として働いていることだけでも素晴らしいと「自分を褒める」ことが大切です。その上で、さらに選択肢を広げてみてはどうでしょうか。
自分の限界を自分で決めていては、そこから大きく成長することはできません。また、未経験の業種や職種を避けるのではなく、挑戦をすることで自身のキャリア開拓となる可能性もあります。収入アップには、このように選択肢を広げるところから始まると認識することが欠かせません。
どのような勤務状況で、残業をどの程度こなしているのかはわかりませんが、手取り15万円のまま自身の将来を展望できないということは、サービス残業が続き心身とも疲弊し考える余裕すらないことも推察されます。
本来であれば、隙間時間に少しでも別の仕事をしてみるという選択肢もありますと提案したいところですが、隙間時間に収入を補うための副業ではなく、今の会社から転職することを前提に資格取得や選択肢の拡大を目的とした副業という位置づけで検討することもお勧めします。
企業が求めるスキルを身に付けた分だけ高収入を得る可能性は高まります。今では自宅でできる副業も多々あります。毎日コツコツとこなせば、現在よりも収入を増やすこと自体は決して難しくはありません。仕事の内容によっては、それが本業になることもあります。
これまで勤務先の仕事を実直に取り組まれてきたエネルギーの供給先を少し変え、自分の身になる資格取得と転職先探しにも費やすことを「決断すること」が重要です。決断には相当のエネルギーを要するかもしれませんが、昇給の見込める会社に転職し将来に希望を持つために必要な決断です。
やがて副業を本業にできれば、現在よりも多くの収入を得ながら自由な時間も確保しやすくなるでしょう。起業や独立も視野に入れることで、より選択肢は広がるはずです。
資格の取得を目指す
正社員の転職を前提とするならば、新たな資格の取得を目指してもよいのではないでしょうか。同じ職種でも資格の有無で収入が大きく変わることは珍しくありません。
実際に収入を上げることができる資格は、やはり学習が不可欠であり、試験に落ちることもあるでしょう。取得までに時間もかかります。しかし、一度資格を取得してしまえば、それは大きな武器となります。選択肢も自然と広がっていくのではないでしょうか。
転職に有利になる資格は、少なくありません。フラットな思考で探してみましょう。取得できそうなものや興味の持てそうなものが見つかる可能性が出てくるはずです。
地方にこだわらない
また、地方は転職が難しいと考えてしまう人は少なくありません。あるいは地方から離れられない事情があるかもしれません。現在の地方を離れられるのであれば、新たなエリアで新たな仕事を探してみてもよいのではないでしょうか。
探せば住み込みで働ける仕事もあります。一定の期間、そこで貯金し、起業資金にするという選択肢もあります。あるいは、リモートワークを検討してみるのもよいでしょう。
現在ではオンラインで面接などを行い、そのまま自宅で仕事ができる「フルリモート」の仕事も増えています。インターネットやリモートワークが普及したことで、地方が不利という従来の構図は変わりつつあります。
視野を広げると可能性も広がり将来にも希望が持てる
世の中は自身の知識や経験を超えた、さまざまな可能性に満ちています。現状が苦しすぎて視野が狭まると物事を悲観的に捉えがちになり、チャンスを見落としてしまうかもしれません。不満や悩みをいったん横に置き、資格取得やこれまで目を向けてこなかった業種や職種などの情報にも興味を持ってみましょう。
そして、短期的ではなく長期的に捉えることで、副業や資格取得などのチャレンジにも意味が見いだせるようになるのではないでしょうか。まずは、一歩を踏み出してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部