更新日: 2022.06.04 家計の見直し
1人暮らしで食費を節約したい! おすすめはどんな方法?
本記事では、1人暮らしで年収別の食費における平均額を紹介するとともに、食費を適切に節約するのにおすすめの4つの節約方法を解説します。食費を節約したい人や節約に取り組んでもうまくいかない人は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1人暮らしの食費の平均的な食費事情
まずは、適切に食費を節約するため、一般的に1人暮らしではどれくらいの食費がかかるのかを知っておきましょう。総務省「2021年家計調査」によると、単身世帯で年収別の1ヶ月あたりにおける食費(外食費を含む)の平均額、エンゲル係数(消費支出に占める食費の割合)は、図表1のとおりです。
【図表1】
年収 | 食費の平均額 | エンゲル係数 |
---|---|---|
100万円未満 | 3万3260円 | 31.3% |
100~200万円未満 | 3万1335円 | 27.2% |
200~300万円未満 | 3万8117円 | 25.4% |
300~400万円未満 | 3万7464円 | 23.2% |
400~500万円未満 | 4万3912円 | 23.7% |
500~600万円未満 | 4万8016円 | 23.7% |
600万円以上 | 5万4242円 | 21.6% |
このように、年収帯によって、食費の平均額とエンゲル係数には大きな差があると分かります。図表1に自分の年収を照らし合わせて自分の食費が平均を大きく超えているようなら、平均額を目安として食費を見直すとよいでしょう。
おすすめの食費節約術4選
食費の節約をする際、無計画にただ支出を減らそうとしてもなかなかうまくいきません。そこで、効率よく目標の節約額を達成するには、買い物時などに次のような点を意識するのがおすすめです。
・外食を控えて自炊中心にする
・予算を決めてまとめて買い物する
・安定して安価な食材を活用する
・ポイントサービスを利用する
各ポイントについて、以下でそれぞれ解説します。
外食を控えて自炊中心にする
外食中心の食生活は、自炊中心の食生活と比べてどうしても食費が多くかかりがちです。外食が多い人は、自炊に置き換えることから節約を始めるとよいでしょう。自炊に慣れて安価な食材を仕入れたり、食材を使い回すコツを覚えたりすると、節約の効率がぐんと上がります。
仕事が忙しい人など毎日3食を自炊にするのは負担が大きい場合は、ランチにお弁当を持参する、休日だけ自炊するなど、できる範囲で取り組みましょう。
予算を決めてまとめて買い物する
まずは、1ヶ月間の食費の予算を決めましょう。図表1の平均額や前月の食費などをもとにするなど、無理なく達成できそうな金額から始めると、節約が苦痛になりません。
予算を決めたら買い物には毎日行かず、数日分をまとめて買い物するようにしましょう。買い物の頻度を下げることで衝動買いの機会を減らせて、節約しやすくなります。
買い物に行く前に冷蔵庫の中身をチェックしてある程度の献立を立て、足りない食材を買い足すようにすると、食材のロスも減らせて効率的です。
安定して安価な食材を活用する
もやしや豆腐、鶏の胸肉など、価格が安定して安い食材を活用することは、自炊で節約する際の基本です。安い食材を使い回せる料理のレパートリーを増やすと、食卓が単調になって節約が苦痛になるようなこともありません。
また、いつも買い物をするお店の特売についてパターンをチェックしておくと、より安い値段で食材を仕入れやすくなるのでおすすめです。
ポイントサービスを利用する
買い物をするときに、クレジットカードやコード決済などを利用すると、購入金額に応じてポイントが貯まるため、貯まったポイントの分だけ実質節約になります。
また、お店によっては独自のポイントサービスを実施していて、決済で付与されるポイントと二重でポイントが貯まるケースもあるため、買い物先を決める際にチェックしてみましょう。
食費の節約は買い物のやり方がポイント
食費を上手に節約するには、予算を決めることや買い物の頻度や購入するものの決め方を見直すこと、安価な食材を覚えて活用することなどを意識するのがポイントです。
しかし、食費を節約したいからといって、食事の回数や量を減らしたり、嗜好(しこう)品を極端に我慢したりすると、節約が苦痛になり長続きしません。まずは外食を無理のない範囲で自炊に切り替えることから始めましょう。
出典
政府統計の総合窓口 e-Start 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 5 年間収入階級別 単身世帯・勤労者世帯 年次 2021年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部