更新日: 2022.05.13 その他家計
ふるさと納税の有効活用で家計の影響を小さく? 値上げラッシュの時代を生きるコツとは
それでは早速、ふるさと納税ガイド(株式会社カリーグズ)が発表した調査結果を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ふるさと納税、利用者と非利用者の本音は?
まずは、ふるさと納税を利用している人・利用していない人を対象に行った質問の結果から見てみましょう(有効回答数466件)。
値上げラッシュを生き抜くために、ふるさと納税の活用意識は変わっているのでしょうか。
・さらに有効活用したい 61.2%
・意識の変化は無い 38.8%
すでにふるさと納税を利用している人のうち、6割以上がさらに活用したいと回答しています。実際に利用している人がそう思うということは、スーパーなどで買うよりもおトク度が高いのかもしれません。
一方で、ふるさと納税を利用していない人はどう考えているのでしょうか。
・今後は有効活用したい 30.8%
・意識の変化はない 69.2%
ふるさと納税を利用しない理由は人それぞれですが、やはり日頃から利用していないと「有効活用したい」という意識も生まれにくいのかもしれません。有効活用の意識については、利用者よりも30ポイントほど低い結果になりました。
ただ、非利用者のうち3割がポジティブな意識をもっているということなので、今後ふるさと納税の利用がより盛り上がる兆しともいえそうです。
家計への影響を抑える人気の返礼品は?
では次に、値上げラッシュのなか家計への影響を少しでも抑えるためにどのような返礼品を選ぶ人が多いのかを見てみましょう(有効回答数200件)。
1位:お米 33.5%
2位:お肉 32.0%
3位:トイレットペーパー、ティッシュなどの日用品 19.5%
4位:野菜や果物 15.0%
1位と2位は毎日の食費に関わるものでした。3割以上の人が、「お米とお肉は買うより返礼品としてもらったほうがおトク」と考えていることが分かります。
ふるさと納税ガイドによると、2021年12月の寄付件数実績は「米・パン(3.76%)」「お肉(21.22%)」「雑貨・日用品(12.49%)」「果物フルーツ(12.1%)」とのことです。
このことから、お米は意外にもそこまで選ばれていなかったことが分かります。しかし、この調査結果どおりこれからお米の人気が爆発的に上がると、2022年の寄付件数実績は前年と大きく変わってきそうです。
ふるさと納税、満足度の高い返礼品ランキング
さて、最後に、ふるさと納税の返礼品で満足度の高いものをチェックしてみましょう(調査対象者:2020~2021年にふるさと納税を行い、返礼品をすでに受け取った方3000人、該当回答数7350)。
1位:肉類 1889件
2位:魚介・海産物 1631件
3位:米 957件
4位:果物・フルーツ 788件
5位:酒・アルコール 332件
このように、「肉類」「魚介・海産物」が他を寄せ付けない人気を誇る結果になりました。
具体的な意見としては、「スーパーで買うよりも鮮度が高く、家計にも優しく助かりました(豚肉3.5kg)」「量が多いので、家族と分け合うことができた。冷凍なので長い間楽しむことができた(ハンバーグ)」「スーパーで購入するより格段に美味しい(うなぎ蒲焼5尾)」「甘味もあり、好みのご飯が炊き上がり満足でした。毎月の食費も節約にもなりました(米)」「自分で買うと重いので運ぶのが大変だが、送られて来るので助かる(米)」「スーパーで売っているものとは違い、とてもみずみずしくて美味しかった(シャインマスカット)」などがありました。
まとめ
ふるさと納税をおトクに利用するために、高還元率のものを選ぶという方法もありますが、それだけでなく「自分で買うより鮮度が高くておいしい」という点も満足度を高める理由のひとつになりそうです。
ふるさと納税を利用したことがある人もない人も、今年は値上げラッシュを乗り切るために有効活用してみてはいかがでしょうか。
出典
ふるさと納税ガイド 値上げラッシュの中、利用者の約6割が「ふるさと納税を有効活用して家計への影響を抑えたい」と回答
ふるさと納税ガイド 3,000人に聞いた! ふるさと納税で「よかったもの」人気ランキング
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部