更新日: 2022.05.10 その他家計

コロナ禍でペットにかけるお金が増えている? 犬や猫を飼うのにいくら使っているの?

コロナ禍でペットにかけるお金が増えている? 犬や猫を飼うのにいくら使っているの?
ペットは大切な家族の一員。ただ、ペットのお世話にはエサ代はもちろん、おもちゃなどのグッズ、ワクチン接種や病気になったときの病院代など、いろいろとお金がかかります。
 
アイペット損害保険株式会社(本社:東京都港区)は犬・猫飼育者の1018名を対象に、ペットの支出に関するアンケート調査を実施しました。どんなものにお金がかかるのか、ペットのためにいくら使っているのか聞いています。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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2021年のペット関連の支出は、犬では「5~10万円未満」、猫では「5万円未満」

2021年のペット関連の年間支出金額を聞いたところ、犬を飼っている人では「5~10万円未満」が29.6%、猫を飼っている人では「5万円未満」が36.9%で最多となり、アイペット損害保険の調査においては、3年連続で支出は犬を飼っている人のほうが多いことが分かりました。
 
2021年のペット関連支出は前年と比べてどう変化したか尋ねると、犬を飼っている人では72.4%が「変わらない」、26.4%が「増えた」と回答しました。猫を飼っている人では「変わらない」が76.6%、「増えた」は21.0%で、支出は犬を飼っている人のほうが増えたという意見が多いようです。
 

在宅時間が増えて、ペットに気をかけるようになり、ペット関連の支出が増えた

支出が増えた人に、何にかける費用が1番増えたか尋ねたところ、「病気やケガの診療費」が犬では62.4%、猫では45.3%で、最も多い結果となりました。猫では、「フード、おやつ購入費」も38.9%と高い数字となっています。
 
どれくらい費用が増えたかというと、犬・猫いずれも「1~3万円未満」(順に24.8、27.4%)が最も多くなりました。「10万円以上」増えたという人も、犬では18.1%、猫では25.3%にのぼっています。
 
ペット関連の支出が増えた理由については、「在宅時間が増えたことで、以前よりペットを気にかけることができる時間が増えたから」が全体で33.2%。
 
次いで「外出自粛等の影響で支出が減り、ペットに充てることができるお金が増えたから」が17.2%となりました。「医療費などのペットの病気に関連した支出の増加」「フードの値上げ」「ペットの高齢化に伴う支出」などの理由も挙げられています。
 
次に、ペット関連で1番支出額が大きいと感じるものは何かを尋ねたところ、犬では「病気やケガの診療費」が32.0%、猫では「フード、おやつ購入費」が43.3%で最も多くなりました。この2項目は「ワクチン・健康診断などの予防費用」を含めて、犬・猫関連の支出のトップ3となっています。
 
「病気やケガの診療費」は、前年と比べ、犬で7.9ポイント、猫で13.7ポイント減少しています。一方で、コロナ禍以降「フード、おやつ」の支出が大きいと感じる人が増えているようです。
 
このことからペットと過ごす時間が増え、ペットのコロナ太りに悩み、よりペットの健康に適したフードを意識する方が増えていると思われます。
 

2022年もペット関連支出は増えそう

2022年のペット関連支出の予測について、「増えそう」と答えたのは犬では32.9%、猫では22.5%で、支出は犬飼育者のほうが増えそうと考えている人が多い結果となりました。
 
2022年のペット関連支出で増えそうなものは何かと尋ねたところ、犬・猫いずれも「病気やケガの診療費」(順に68.8、56.9%)が最も多くなりました。「ワクチン・健康診断などの予防費用」「フード、おやつ購入費」が続き、上位は1番支出額で大きいと感じるものと同じでした。
 
これらを選んだ理由としては、「ペットの高齢化に伴う診療費増加」「物価の高騰」などが挙げられました。ペット関連の合計支出の年間理想額については、犬では「5~10万円未満」が34.2%、猫では「5万円未満」が47.9%で最も多い結果となりました。
 
今後、試してみたい支出項目(サービス)は、「オンラインによるペットの健康診断、相談」「オンラインでのペット関連用品購入」が、犬猫共通で上位に挙がりました。コロナ禍でさまざまなオンラインサービスが提供されるなか、ペット向けのサービスも期待されているようです。
 
まだまだ自宅で過ごすことが中心の生活が続くでしょうから、ペットとの絆も深まりそうです。そうなると、ますますペットにお金をかけてしまうかもしれませんね。
 

出典

アイペット損害保険 ペットの支出に関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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