更新日: 2022.05.07 貯金
2022年1月から硬貨の預け入れに手数料。貯まった500円玉貯金をお得に預ける方法とは?
2022年4月時点、ゆうちょ銀行では、窓口での50枚を超える硬貨の預け入れには手数料が掛かり、ATM利用だと1枚からでも手数料が掛かることになっています。
例えば、せっかく貯めた500円玉貯金を口座に預け入れる際、できれば手数料の負担は抑えたいですよね。今回は、貯まった500円玉貯金をお得に預ける方法についてご紹介します。
執筆者:新井智美(あらい ともみ)
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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できるだけ窓口を利用する
ゆうちょ銀行では、50枚を超える場合は窓口での預け入れでも手数料が発生しますが、ほかの金融機関では、無料となる硬貨の枚数がそれよりも多く設定されているところもあります。以下で順番にみていきましょう。
■三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行の場合、窓口での硬貨預け入れは、100枚までが手数料無料となっています。
ただし、同じ日に複数の窓口で預け入れた場合、その合計枚数に応じて手数料が発生することになっていますので、別の店舗だからといって100枚ずつ同じ日に預け入れた場合には、それぞれの支店で取引した硬貨枚数に応じて手数料が掛かります。
■三井住友銀行
三井住友銀行では、窓口での預け入れの場合、300枚までが無料となっています。メガバンクの中では最大枚数を無料で預け入れることができる点は魅力に感じるのではないでしょうか。
ただし、1日合計で300枚までですので、複数回に分けて預け入れる場合でも、合計300枚までだということを忘れないようにしてください。
■みずほ銀行
みずほ銀行では、窓口を利用した硬貨の預け入れの場合、100枚までは手数料は掛かりません。
ただし、これは1日の合計枚数ですので、1日のうちに100枚を何度も分けて窓口で預け入れることはできません。
ATMを利用する方法もある
ゆうちょ銀行では、ATMを利用して硬貨を預け入れる場合、1枚でも手数料が発生しますが、ほかの金融機関では、一定枚数まで手数料無料で預け入れることができます。
■メガバンク
上で紹介した、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行では、ATMを利用した硬貨の預け入れについては手数料無料としています。
ただし、1度に預け入れることができる枚数が50枚もしくは100枚までとなっていますので、注意が必要です。また、窓口と異なり、1日の枚数上限はありませんが、混雑しているときはできるだけ利用を控えるなど、まわりに迷惑のかからない利用を心がけるようにしましょう。
■ATMで硬貨を預け入れるメリット
窓口の場合、営業時間がどうしても平日昼間に限定されてしまいますが、ATMの場合、平日の決まった時間までなら無料で預け入れることができます。会社帰りなどに時間があるときに利用されることをおすすめします。
■ATMを利用する際の注意点
現在では銀行内以外にもいろいろな場所にATMが設定されています。ショッピングセンターや駅構内などに設置されているケースも珍しくありません。
ただし、硬貨を預け入れることができるATMは、銀行内に設置されているものに限定されているケースがほとんどです。もし、ATMを利用して硬貨を預け入れようと思った場合、利用しようとしているATMが硬貨の取り扱いに対応しているかどうかを事前に確認しておくようにしましょう。
硬貨を預け入れる際の注意点
とりあえず窓口に行き、貯まった500円硬貨を全部預けて、そのうちの100枚までを預け入れようと考える方もおられるかもしれません。確かに、窓口に持っていけば自分で枚数を数える手間が省けますし、自分での数え間違いを防ぎたいと思うかもしれません。
しかし、いったん窓口に持っていき、枚数を数えてもらった時点で、その後の枚数変更はできません。もし、300枚はないだろうと思い三井住友銀行の窓口にまとめて持っていき、301枚だったとしても、300枚だけを預け入れますという変更はできない点には注意が必要です。これはどの金融機関でも同じ対応です。
まとめ
500円玉貯金も長年続けるとかなりの枚数になります。もっともお得な方法は三井住友銀行の口座がある場合、窓口で300枚までを複数日に分けて預け入れる方法でしょう。
ただし、口座を持っていない人は、そのためにわざわざ口座を開設するのももったいないですよね。それ以外のメガバンクでも窓口であれば100枚までは手数料が無料ですので、複数回に分けて窓口で預け入れる方法をおすすめします。また、都市銀行や地方銀行では、窓口そしてATM利用の際に、一定枚数であれば手数料を無料としているところがあります。
貯まった硬貨を自分で数えるという手間はかかるものの、50枚、100枚もしく300枚など利用する金融機関が対応している枚数を数え、日を分けて預け入れる方法が、最もお得な方法といえるでしょう。
出典
三菱UFJ銀行 ホームページ
三井住友銀行 ホームページ
みずほ銀行 ホームページ
ゆうちょ銀行 ホームページ
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員