更新日: 2022.04.21 貯金

お金を貯めたいのに全然貯まらない……どうしたらうまく貯金できる?

お金を貯めたいのに全然貯まらない……どうしたらうまく貯金できる?
「お金を貯めたいのに全然貯められないのはなぜだろう」「節約が面倒で上手に貯金ができない」など、貯金をしたいと思っているものの、なかなか貯まらないという人もいるのではないでしょうか。
 
当記事では、1世帯あたりの平均貯蓄額と、上手にお金が貯まる方法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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1世帯あたりの平均貯蓄額は1077万4000円

 
厚生労働省の「国民生活基礎調査」(2019年)では、1世帯あたりの平均貯蓄額について、図表1のような調査結果を発表しています。貯金をするにあたって、これらの平均貯蓄額を1つの参考にしてみてはいかがでしょうか。
 
【図表1】

1世帯あたりの平均貯蓄額
全世帯 1077万4000円
母子世帯 389万8000円
児童のいる世帯 723万8000円
高齢者世帯 1213万2000円

 
1世帯あたりの平均貯蓄額は全世帯にて1077万4000円。これに対し、母子世帯はその3分の1である389万8000円となっています。また、児童のいる世帯は723万8000円で、こちらも全世帯より低い額でした。
 
その一方で、高齢者世帯は1213万2000円と全世帯平均よりも高い結果が出ています。
 

貯蓄がある世帯は全体の81.9%

また、同じく「国民生活基礎調査」によると、貯蓄のある世帯について図表2のように発表しています。
 
【図表2】

貯蓄がある 貯蓄がない
全世帯 81.9% 13.4%
母子世帯 65.0% 31.8%
児童のいる世帯 84.4% 11.6%
高齢者世帯 80.1% 14.3%

 
どの世帯も、半数以上は貯蓄があります。全世帯でみると、81.9%もの世帯が貯蓄のある世帯なことが分かります。
 
子育て世帯はもちろん、余裕のある老後の生活をするためにも貯金は必要です。年金収入だけでは、定年退職後の生活費は足りない可能性があり、介護が必要になった場合は、そのための費用負担も大きくなってしまうかもしれません。
 
「貯金をしよう」と思ったら、可能なかぎりコツコツ貯めるのが重要になるでしょう。
 

上手にお金が貯まる3つの方法

 
「上手にお金を貯めたい」と考える人に効果的なのが、以下の3つの方法です。

(1)定期的に一定金額を貯金する
(2)月に使えるお金を把握する
(3)家計簿をつける

最初は思うように貯金が増えなかったり、これらの方法を継続できなかったりするかもしれません。
 
しかし、いきなりすべての方法を取り入れるのではなく、まずは1つずつ始めてみて、様子をみながら増やすなどの工夫をしてみましょう。
 

(1)定期的に一定金額を貯金する

残ったお金を貯金にまわすのではなく、毎月一定金額を自動的に積み立てれば、計画的に貯金ができます。なぜなら、毎月の生活費と貯金を分けずに管理すると、使える生活費が曖昧になったり、貯金しようという意識が芽生えにくかったりするからです。
 
給料が振り込まれたら、お金を引き出せないように自動振替サービスを利用するなどして貯金をしてみましょう。積立定期貯金を利用するのもおすすめです。
 
毎月の貯金額の目安を決められない場合、まずは月収の1割などの負担が少ない額からスタートしてみましょう。
 

(2)月に使えるお金を把握する

月に使えるお金がどれくらいなのかを把握して、固定費の節約や普段の生活の中で発生する支出を見直しましょう。何にどれくらいのお金を使っているのか、外食代や被服代、娯楽代といった費用に無駄がないかなどを確認してください。
 
その中で減らせる部分があれば、その分を積極的に貯金へまわすことで、少しずつお金が貯まっていきます。
 

(3)家計簿をつける

お金を貯めるに当たって、家計簿をつけることも大切です。
 
ノートに手書きをしたり、エクセルで表を作成して管理したりなど、どんな方法でもかまいません。また、スマートフォンアプリからレシートを撮影するだけで家計簿をつけられるサービスを利用するのもいいでしょう。
 
「何にいくら使っているか」を知れば、無駄な支出を把握して、節約できるものがないかをチェックできるようになります。
 

お金が貯まる方法を習慣化するのが重要

 
毎月の支出を把握してコントロールできないでいると、お金が流れ続けて貯金は一向に増えません。だからこそ、今回紹介したお金を貯める方法を取り入れてみてください。
 
これまでにお金を上手に貯められなかった人は、最初は月に1万円貯めるのも難しいと感じるかもしれません。しかし、少しずつでも継続すれば、貯金にまわるお金がきっと増えていくはずです。
 
出典
厚生労働省 2019年 国民生活基礎調査の概況より Ⅱ 各種世帯の所得等の状況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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