更新日: 2022.04.09 貯金

意外と出費がかさんでいる「ラテマネー」。見直せば年30万の節約になる?

意外と出費がかさんでいる「ラテマネー」。見直せば年30万の節約になる?
頑張って働いても一向に貯蓄が増えないとお嘆きの方は、少なくないのではないでしょうか。そんな方は、もしかすると自分でも気づかないうちに少しずつ余分な出費を重ねているのかもしれません。意外とかさんでいる可能性がある出費の一つが「ラテマネー」であり、それを意識して減らせばまとまった金額の節約につながります。
 
以下では貯蓄を増やすために知っておきたいラテマネーについてみていきますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

ラテマネーとは

はじめに、「ラテマネー」というのはアメリカのとある資産アドバイザーによって提唱された概念で、自分でも気づかないうちに使ってしまっている少額のお金を意味するものです。毎日1杯のコーヒー代を節約するだけで、長期的にみれば大きな貯蓄につながるという考え方がもとになっていることから、その名が付けられました。
 
ついつい使ってしまう少額の支出であればすべてラテマネーとして扱われますので、コーヒー代以外にも、自動販売機で購入するドリンクやコンビニ弁当、お菓子の代金、ATMの利用手数料なども含まれます。これは、意識をすれば支払いを避けられるものばかりですが、多くの人が少額であるがゆえにそれほど気にせず毎日支出してしまっているのです。
 

ラテマネーを節約すればどれくらいになるのか

次に、ラテマネーを節約すれば、1年間でどれくらいの金額になるのかをみておきましょう。もっとも、ラテマネーにいくら費やしているかは人によって異なりますので、ここではいくつかの典型的なパターンをもとに試算することにします。
 
まず、毎日カフェラテを1杯飲んでいる人が、それをやめる場合についてみてみましょう。カフェで販売されているカフェラテは、おおむね350円程度ですので、それを1ヶ月間飲み続けると月に1万円ほどの支出となります。これを1年間に換算すれば12万円となりますので、カフェラテを飲むのをやめるだけで、それだけの金額を貯蓄に回せるというわけです。
 
また、カフェラテに加えて、毎日500円のコンビニ弁当を購入している人の場合には、それらをやめると節約額はより大きくなります。すなわち、1ヶ月にすると約2万5000円、1年間だと約30万円もの節約につながるのです。
 
もっとも、コンビニ弁当の代わりに何も食べないというわけにはいきませんので、自分で弁当を作ったりするとその分のコストが必要になります。そのため、この場合の実際の節約額は30万円よりも少し低い水準であると考えておくとよいでしょう。
 
さらに、カフェラテとコンビニ弁当だけでなく、仕事帰りにコンビニで200円ほどのスウィーツを購入している人の場合、それらすべてを合わせると毎日1000円の余計な支出をしている計算となり、すべてをやめれば年間で36万5000円の節約につながります。もし、ここで弁当を手作りするためのコストを加味したとしても、30万円程度は手元に残るはずです。
 

ラテマネーの節約術とは?

ここまでみてきたように、意識的にラテマネーを節約するだけで、貯蓄は増えやすくなりますが、一方でわずかな支出が日々の生活に安らぎを与えているケースもあります。
 
例えば、仕事の合間にコーヒーブレークを楽しんだり、会社帰りにコンビニスウィーツを口にしたりすることで、ストレス解消につながっている人は少なくないでしょう。そういった人が無理にラテマネーを削ろうとすると、かえってストレスを溜めこんでしまいかねません。そうならないようにするためにも、無理のないやり方で節約に励むのがおすすめです。
 
料理が好きな人であれば、コンビニ弁当をやめて自分で作ればよいですし、コーヒーが好きなのであればカフェではなくコンビニで売られている少しリーズナブルなものに切り替えてみてもよいでしょう。
 
手数料を節約するために銀行には必ず昼間のうちに行くという習慣を徹底するのも一案です。節約を三日坊主で終わらせないためにも、自分に合う節約術をみつけて実践するようにしましょう。
 

ラテマネーを軽視しない

以上でみてきたように、普段何気なく使っているラテマネーですが、長期的な視点に立ってみるとばかにできない金額となります。そのため、将来を見越してお金を貯めたいのであれば、早い時期から節約に励むようにするとよいでしょう。もっとも、いきなりすべて削るのは現実的ではないので、まずは無理なくできるところから徐々に減らしていくのがおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集