更新日: 2022.04.09 貯金

18~25歳が生活で不安なことは「お金」。貯金額はいくらくらいあるの?

18~25歳が生活で不安なことは「お金」。貯金額はいくらくらいあるの?
2022年4月より、高校家庭科で金融授業が開始されたり、成人年齢が18歳に引き下げられることにより、これまで保護者の同意が必要だった金融関連サービスも18歳から親の同意なしで契約できたりと、さまざまな変化が起こっています。
 
株式会社外為どっとコム(本社:東京都港区)は、2022年を「金融元年」とし、18歳~28歳の男女400名に「金融元年のお金の調査」を実施しました(※)。若い世代でのお金に関する意識についてみていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

新生活で不安なことは「お金」!貯金額は半数以上が50万円未満

新生活を迎えるにあたり、不安なことを聞いたところ、最も多い回答は「お金」が74.8%を占め、次いで「友人関係」「仕事」となりました。
 
また新生活で新たに始めるもの、もしくは見直そうと思っているもののトップは「貯金」が63.1%となり、食事・運動などの「生活習慣」のほか「友人関係」が続きました。多くの人がお金に不安を持ち、新たに貯金をしようと思っていることが分かりました。
 
そこで、貯金額を聞いたところ、50.5%の「50万円未満」が圧倒的に多く、次いで「50万円~100万円」「100万円~300万円」が20%以下で、4.8%が「貯金なし」と回答しました。10代・20代の寂しいお財布事情が浮き彫りになりました。
 

新生活をきっかけに投資や資産運用をしてみたい人が6割以上

新生活をきっかけに投資や資産運用をしてみたいか聞いたところ、「とてもそう思う(すでに始めている)」「まあまあそう思う」合わせて64.8%となりました。
 
また、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられることから、自分がもし18歳成人の対象だったことを想像して、成人になったらやってみたいことを聞きました。その結果、最も多い回答が「クレジットカードを作りたい」ですが、「投資をしてみたい」が38.8%と高い結果になり、若者世代の投資意欲の高さが伺えます。
 
投資や資産運用を始める場合、不安はあるか尋ねたところ、「投資の始め方がわからない」が39.0%、「損するイメージがある」が38.0%、「専門用語が多くて難しい」が32.3%という結果になり、難しそう、失敗しそうで不安と思っている人が多いことが分かりました。
 
なお、自分の周りに投資や資産運用をしている人がいるか尋ねると、45.3%が「やってる人を知らない」と回答しており、身近に投資の仕方について教えてもらえる人がいない人が多いようです。
 

自分が高校生なら税金や金利の仕組み、お金の増やし方を学びたい

4月より高校の家庭科で金融授業が始まります。自分が高校生なら「高校の金融授業」でどんなことを知りたいかを聞いたところ、最も多い回答は「税金の仕組み」が58.0%で、次いで「金利の仕組み」が57.3%、「お金の増やし方」が55.5%となりました。
 
お金に関する不安を持つ人が多い中、新生活を始めるにあたって、貯金を新たに始めたり、見直そうという人が多くみられました。また、若い世代で投資や資産運用への意欲が高まっており、金融に関する知識を得たいと思っている人が多いことが分かりました。
 
いよいよ高校で金融教育が始まり、若いうちから資産形成に取り組む人が増えそうですね。
 
出典
※株式会社外為どっとコム【金融元年のお金の調査】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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