更新日: 2022.03.13 家計の見直し
値上がりが続く光熱費。家計を圧迫するNG行動とは?
本記事では、光熱費が値上がりを続けている理由とは何か、家計を圧迫するNG行動を紹介します。将来を見据えて、正しい節約の仕方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
燃料価格の高騰による光熱費の値上がり
2021年9月以降、大手を中心に電気・ガス料金の値上がりが続いています。
電気・ガス料金は、基準期間の燃料価格に基づいて算出されており、その期間の液化天然ガスや石炭などの燃料価格が反映されます。日本では、電気やガスに使う燃料の多くを、海外からの輸入に頼っているため、輸入価格高騰の影響を大きく受けている訳です。
東京電力エナジーパートナーの「燃料費調整のお知らせ(2022年3月分)」の平均モデル(260kWh/月)の影響額では、2022年2月分の7961円から2022年3月分の8244円と、283円の値上がりがあることを伝えています。
東京ガスの「原料費調整制度に基づく2022年2月検針分のガス料金について」では、標準家庭における1ヶ月のご使用量が30m3(45MJ/m3)だった場合、2022年1月分の5124円から2022年2月の5389円と、265円の値上がりがあることを伝えています。
節約のつもりがかえって損している? 家計を圧迫するNG行動
光熱費の値上がりは、今後も続くと考えられると、家計の圧迫が想定できます。少しでも節約しないといけないという思いから、さまざまな節約術を試している人も多いのではないでしょうか。
しかし、節約をしているつもりが、家計を圧迫するだけのNG行動をしている可能性もあるため注意が必要です。
そこでこの見出しでは、家計を圧迫するNG行動を4つ紹介します。どれか1つでも当てはまる人がいたら、すぐに節約方法を見直しましょう。
家計管理をしていない
節約をしたいのなら、まず収入はいくらなのか、何にいくら使っているのかを明確にしましょう。家計管理がまったくできていない状態で、節約をしようと思っても意味がありません。
家計簿をつけても長く続かない人は、項目を細かくしすぎないこと、アプリやエクセルなど家計簿の付け方を探して、自分に合った方法を見つけてみてください。
知識のない状態で投資を始める
投資をして、お金を一気に稼ごうと考える人がいますが、「投資=簡単にお金が稼げる」と思っている人は、失敗しやすいため注意が必要です。
投資を始めるにしても、最低限の知識は必要です。また、始めるのなら少額でリスクの少ないものからスタートしましょう。
食材や日用品を衝動買い・ながら買いする
スーパーやお店の「セール品」に弱い人や、予定になかったものをつい買ってしまう人は、なかなかお金が貯まりません。買い物をするときは、本当に必要なものだけを選んで、予定のないものは買わないように気を付けましょう。
また、必要以上にものや食材を、買い込んでしまう人も注意が必要です。在庫を過剰に抱え込むと、家計を圧迫するため、1つ使い切ったら1つ買い足す方法がおすすめです。
自分への投資やご褒美が多すぎる
スキルアップに必要な投資や、記念日、ご褒美などの特別な支出は、モチベーションアップや自分のために欠かせない支出です。しかし、この「特別な支出」が、あまりにも多すぎる場合は注意が必要です。
特別な支出があるときでも、予算を超えることのないように気を付けて、お金の使い過ぎで家計を圧迫させないようにしましょう。
光熱費をカバーするためにも上手な節約を
燃料価格の高騰により、電気代・ガス代が値上がりしています。家計を圧迫させないためにも、自分に合った節約術を見つけましょう。
ただし、節約の仕方を間違えると、かえって家計を圧迫する可能性があります。家計管理をしっかりと行い、まずはどの支出が多いのかを把握したうえで、節約を実践しましょう。
出典
東京電力エナジーパートナー株式会社 燃料費調整のお知らせ
東京ガス株式会社 原料費調整制度に基づく2022年2月検針分のガス料金について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部