更新日: 2021.11.28 貯金

友達や恋人と共同で貯金する「シェア貯金」って? どんな目的でシェア貯金しているの?

友達や恋人と共同で貯金する「シェア貯金」って? どんな目的でシェア貯金しているの?
結婚や旅行は大きなお金がかかるもの。一方が多くお金を出したりすると、心理的に負担になったり、上下関係ができてしまう場合があります。そんなとき、複数人が共通の目的に向けて、銀行口座はお互い別々のまま一緒に貯金できる「シェア貯金」というサービスがあります。
 
株式会社ネストエッグ(本社:東京都千代田区)は、同社が提供する貯金アプリ「finbee」で2020年1月1日以降に作成されたシェア貯金の貯金目的や金額など、2505件を集計しました(※)。それでは結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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シェア貯金をしている人の8割が20~30代。目的は「旅行」「家」「結婚」が多い

「シェア貯金」している人の年代を見ると、50.9%が20代、29.8%が30代となっており、20~30代で8割を超えています。シェア貯金している目的については、「旅行」が25.2%で最も多く、次いで「お家」(17.5%)、「結婚」(16.2%)と明確な目的をもっていることがわかります。
 
次に、シェア貯金におけるカテゴリごとの平均貯金目標金額と期間を見てみましょう。最も目標が高いのはこども名の貯金、冠婚葬祭、妊活などを目標とした「家族」で、目標金額は236万9521円、期間は804日となりました。
 
次いで、車の頭金など「クルマ」が168万4414円で、期間は719日です。その次が子どもの学費など「学び」で、164万8645円を1228日という長期間で貯金をしていることがわかりました。
 
先に挙げたシェア貯金の目的の上位となっている「旅行」が40万8551円(459日)、「結婚」が142万2489円(497日)、「お家」が125万8272円(550日)となり、いずれも1年以上かけて貯金をしていることがわかります。
 

シェア貯金の相手は「恋人」が最多。結婚前に旅行や結婚資金の準備等で利用することが多い

シェア貯金をしている相手は「恋人」が40.4%で最も多く、「配偶者・パートナー」(37.5%)、「家族」(12.5%)が続きます。結婚前の恋人同士が結婚資金や新生活にかかるお金を準備するために、共同で貯金している様子がうかがえます。
 
また、シェア貯金を始めるきっかけは、「旅行」(29.7%)、「結婚」(21.9%)、「共同口座代わり」(9.4%)の順となっています。恋人との旅行をきっかけにシェア貯金を始めたことで、将来に向けたお金の話をすることになり同棲につながったという声もありました。
 

共同で使う口座はシェア貯金で、自分の貯金は自分で管理できるところがうれしい

シェア貯金をしてよかったことや変化したことを聞いたところ、「各自で貯金を管理できて安心」という声があがりました。共働きで貯蓄をどちらかにまとめるのがお互い嫌であったり、それぞれのお金をそれぞれの口座で管理できるのでシェア貯金がよいと思っている人がいるようです。
 
また、2人で毎月少しずつ貯金することで「楽しく貯金が継続できる」という人や、お互いの貯金を気にすることなく「お金を使う際に気持ちよく使える」「将来を真剣に考えるきっかけになる」「使い勝手のよさ」といった点が評価されていることがわかりました。
 
具体的なコメントを見ると「結婚前にお互いのお金の使い方や価値観を知ることができてよかった。結婚後の2人のお金の使い方もスムーズに話し合うことができた」「 旅行が趣味の彼と月に10,000円ずつ貯金して2人の予定があったときには旅行に行っている。共通口座をつくる必要がなくて助かる」というように、恋人や友達とシェア貯金することで、楽しく貯金することができているほか、お金の価値観を知ることができてよかったという声があがりました。
 
ある目標に向かって恋人や友達と少しずつシェア貯金をすると、毎月の貯金も楽しく、貯金がたまったときの喜びもひとしおですね。そろそろ旅行も再開できそうですし、ちょっと先の目標としてシェア貯金してみたらいかがでしょう。
 
出典
※株式会社ネストエッグ 一緒に貯金する相手は結婚前の「恋人」が最多、若者を中心にパートナーとお金の話もスムーズにできる関係に進化。〜貯金アプリfinbee、複数人で貯金ができる「シェア貯金」利用データ公開~
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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