更新日: 2024.10.07 家計の見直し
あなたはいくつ当てはまる? お金が貯まらない人の5つの特徴(職場編)
Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
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1.新商品発売は自分のためにある
年齢から考えると、年収が高いと認識している人のなかには、新商品に敏感な人がいます。新機種が発売されたら、PCがアップグレードされたら、とにかく購入する。新機種や新商品を誰よりも先に使って、旧世代商品と比べてどこがどう使い勝手がよくなったについて語ることは、大半の同僚が持っていないだけにセレブ感が味わえてプライドがくすぐられるものです。
しかし、耐用年数よりもかなり前に買い替えることにどれだけの意義があるのか、機種変更に応じて買い換えなければならない周辺機器などを考えていますか。
2.自意識過剰になる
職場にある化粧室や食堂は、ワークスペースと違ってプライベートに戻れるリラックスした空間でもありますが、本音がストレートに交わされ、かつネガティブコメントを発した側はストレス発散に効果があります。そこでついうっかり耳に入ってしまった自分への評価は、業務評価を上回るほどの影響を受けるものです。
例えば、「洋服のパターンがあまりない」「年相応じゃない」などはまるで退職勧奨を受けたような衝撃を受け、とりあえず新しいものを購入することで埋め合わせをしようとする。それは自分の意思で購入したのではなく、買うことによって、自分への評価から逃避しているだけではありませんか。
3.自己投資が好き
自分のために業務終了後のお稽古事に励むのは、気持ちの切り替えやストレス発散、新たなモチベーションアップのためには効果を発揮するかもしれません。発表会や展示会で思わぬ金額の出費が重なったとき、流れでそのまま財布からお金を出してしまうかもしれません。とかく教育費や自己啓発の投資という言葉を持ち出すと、すべての出費が正当化されてしまいがちですが、冷静になることが必要です。
4.いいわけ上手
体調維持という理由で高額なエステやジムに行くものの、長続きしない。ダイエットにしても効果が出るまでには時間が必要です。思うように効果が表れないと別のストレスを生んでしまいます。その結果「忙しくなったから」といういいわけを作って途中でやめてしまう。いいわけは誰のためにあるのでしょう?
5.羽を伸ばすのが好き
自分へのご褒美として、「毎年1回は旅行に行きたい」という人は非常に多いです。旅行代金そのものには、フライト代や宿泊費のみが記載されているので、これぐらいならば、と思うかもしれません。しかし、旅行に行けば「来たことがないのだから」と高いレストランで食事をし「せっかくだから」とお土産をたくさん買い込んでしまうのが人情です。
結局、旅行代金の2倍や3倍に出費が膨らむことは当然です。羽を伸ばしたあと、その伸ばした羽をまた縮めることができますか?
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表