あなたはいくつ当てはまる?お金が貯まらない人の5つの特徴(女性編)
配信日: 2018.02.05 更新日: 2024.10.07
Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
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1.DMやネット広告に踊らされる
ちょっと立ち寄ったジュエリーショップでのアンケートに何気なく答えただけなのに、永遠に送られてくるDM。
「大切なあなただけへの特別なお誘いです」という自尊心をくすぐられるようなきれいな印刷で、うっとりするようなレイアウト。本来は5万円だけれど、「特別なお客様のためだけに、赤字覚悟で期間限定60%オフ!」という文字を見ると、「今買わなければ、このかわいいイヤリングは他の誰かのもとへ行ってしまう!」と危機感すら覚え、飛びついて買ってしまう。こんな経験はありませんか?この行動を起こす前に、立ち止まって考えられるかどうかが大きな分かれ目です。「本当に必要なのか?」この簡単な自問自答ができますか。
2.後に残らない「もの」への出費が多い
「天気予報では傘を持って行った方がいいと言っているけれど、雨が降れば途中で買えばいい」「目的地までは距離的には遠くないけれど、乗換が面倒だから初乗り410円。タクシーにしよう」と理由をつけて、後に残らないものにお金を使っていませんか? その結果、さっきATMで下ろしたばかりの1万円がなぜか領収書に変わっている。自分を甘やかす前に、立ち止まってみましょう。
3.立派な決意を密かにする
「絶対に今年1年で100万円ためる!」と密かに決意する。これ自体は素晴らしいことですが、決意内容が立派であればあるほど、ハードルが高くなり実現が難しくなります。おまけに密かにやろうとするから、挫折しそうな時の拠り所がありません。そうすると、ストレスが溜まって飲みに行ったり、買わなくてもいいものを買ったりして思わぬ出費に走ります。
買い物というのはストレス発散には大きな効果を発揮しますが後に大きな後悔を残し、あっという間に決意表明を取り下げることになります。決意するなら、密かにではなくある程度オープンにする、それが嫌なら、プチ決意にしてゴール達成を重視しましょう。
4.流行に敏感
流行に敏感であることは、社会とのかかわりを大事にしているという点で素晴らしいことだと思います。しかしそこにお金を投入して解決するというのはどうでしょうか。
流行=「行き流れる」という文字通り、2年前に流行ったものをどっさり買い込んでも、ワンシーズンで活躍の場を失うことが多いです。フランス人の本当にいいもの10着だけを着回しているという話の真意の程は不明ですが、お金ではなく工夫というあなたのリソースを活用しましょう。
5.お金に関することをとにかく避ける
今でも「お金の話は難しい」「お金のことを話すのは抵抗がある」果ては、「ファイナンシャルプランナーは詐欺集団」などと言っている人の話を聞くことがあります。また元本保証神話が根強く、「運用しても元本割れするかもしれないから危険」「働いていれば何とかなる」と、何の根拠もない楽観論で話を簡潔させている人。お金を避けている人は、お金からも避けられます。
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表