更新日: 2021.07.11 その他家計
働く女性の56%は代行サービスを利用したことがない~一番利用したいサービスは「掃除代行」
しかし、今は掃除代行やベビーシッター、さらにはフードデリバリーなどさまざまな代行サービスがあります。疲れたときには、このようなサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
株式会社キャリアデザインセンターが運営する、女性のための転職サイト「女の転職type」は、サイト会員を対象にコロナ禍でニーズが高まる代行サービスの利用度を調査しました(※)。
代行サービスを利用したことがある人はどれくらいいて、どんなサービスを利用しているのでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
代行サービスを利用したことがある人は44%。コロナ禍で買い物の代行を依頼した人が多い
働く女性のお助けサービス(代行)を利用したことがあるか聞いたところ、「利用したことはない」が56.3%と、半数以上の女性は使っていないという結果になりました。
使ったことがあるサービスの中では、「フードデリバリー」(29.9%)、「食材宅配・ネットスーパー」(25.7%)がダントツで、以下は「掃除代行」(5.6%)、「ベビーシッター」(2.1%)が続きました。
フードデリバリーやネットスーパーは、いうなれば買い物の代行です。コロナ禍で買い物に行く日数を減らすよう要請が出た際に、利用した人が特に多かったのではないでしょうか。
代行サービスを利用したことがある人に、サービスを利用した理由を聞いたところ、1位は「時間がない、忙しい」が50%で、2位が「生活にゆとりがほしい」(32.2%)、3位が「代行で空いた時間を別のことに使いたい」(23.3%)となりました。
忙しい日々の中、代行サービスを利用して時間を有効に使いたいという人が多いようです。また「コロナ禍において必要になった」という人も13%いることが分かりました。
フードデリバリーは月2回から3回利用する人が多い。代行サービスの月平均利用額は8817円
代行サービスで利用者の多い「フードデリバリー」「食材宅配・ネットスーパー」「掃除代行」について、利用頻度を尋ねました。「フードデリバリー」では、「月2~3回」(23.4%)が最も多く、月1回以上利用する人の割合は64%となりました。
「食材宅配・ネットスーパー」は「週1回以上」(36.5%)が最も多く、月に1回以上利用する人の割合は75.3%と4人に3人が利用していることが分かりました。やはり外出自粛で外食や買い物に行くのを控える人が多いようです。
「掃除代行」の利用頻度は、「年に1回以下」が32.4%と最も多い結果に。一方、月1回以上利用する人も51.3%おり、年に1回程度プロの手を借りる人と、日常的に利用する人とで二極化している状況がうかがえます。
代行サービスを利用したことがある人に、月にいくらぐらいの金額を使っているか聞いたところ、平均は8817円という結果になりました。
これは高額利用している人が平均値を押し上げていることによるもので、ボリュームゾーンをみると「3000~5000円未満」が32.8%、「5000円未満」が55.8%でした。
一番利用したい代行サービスは「掃除代行」。払ってもいい平均金額は5549円
代行サービスを利用したことはないと回答した人に、その理由を聞いたところ、「機会がない・緊急性がない」(63.7%)、「利用金額が高い」(49.1%)、友人・知人で使っている人が少ない」(20.8%)、「利用したいと思わない」(17.3%)という結果に。
特に困ったことがなければ高いお金を払って代行サービスを利用しようと思わない人も多いようです。また、周囲に代行サービスを利用している人がいないため、利用する気にならないという人もいることが分かりました。
今後利用してみたい代行サービスを聞いたところ、最も多いのは「掃除代行」の46.7%でした。次いで、「食材宅配・ネットスーパー」(35.2%)、「フードデリバリー」(28%)でした。
「掃除代行」を実際に利用している人は5.6%と少ない結果でしたが、利用したいと思っている人は最も多いことが分かりました。
月にいくらくらいのサービスだったら利用してみたいか尋ねたところ、平均は5549円と、実際に利用している人と比べて3000円以上低い金額になりました。
最も多いのは「3000円未満」(27.9%)、次いで「5000~7000円未満」(27.3%)という結果になりました。
仕事を持つ女性は職場でも家庭でも働き詰めです。せっかく自分で稼いでいるのなら、たまには代行サービスを利用して、息抜きをしてもいいのではないでしょうか。
[出典]
※株式会社キャリアデザインセンター「今後利用してみたいのは『掃除代行』が1位! コロナ禍でニーズが高まる代行サービスの利用度を調査」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部