更新日: 2024.10.07 貯金

今こそお金を貯めたい、と思っている人がまずやるべき2つのこと

今こそお金を貯めたい、と思っている人がまずやるべき2つのこと
昨年の年初、「今年は(今年こそ?)お金を貯めよう」と思っていませんでしたか?結果、どうでしたでしょうか。

お祝いやお悔みがあって、予定外の出費が多くて……。
エアコンが急に壊れて、買い替えなければいけなくなって……。
お手頃な海外旅行のツアーがあって、タイミングよく仕事も休めたので……。

など、想定外の支出が多くて結局お金が貯まらなかったと理由をあげていませんか?

でもそれって、言い訳に聞こえてしまいます。今年こそはお金を貯めたいと思っている人が、まずやるべきことの2つをご紹介します。
正田きよ子

執筆者:正田きよ子(まさだ きよこ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者

この仕事をしている人なら当然なことだけれど、フツウの人にはわかりづらいこと、
これを知っていたらよりよく暮らせるのになぁ、など、
もっと幸せに生きる選択肢があることを、個人相談、メールマガジンやブログなどを通じてお伝えしています。

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1.自動でお金が貯まる仕組みを作ろう

支出に気を付けて、お金が残ったら貯めようと決めていても、気が付いたらお金が残っていない、なんてことはありませんか。あとでお金を貯めようと意識していたのに、できなくてがっかり。という気持ちになって、これではお金を貯めようと思っていたやる気も削がれてしまいます。
 
また、先取り貯蓄をしようと決めても、収入が少なかった月にお金が足りなくなったら困る、とお金を貯めることを躊躇して金額を減らしてしまうことも。お金と気持ちはリンクしているので、お金を貯めることに気持ちを挟まないようにすることが大切です。つまり、自分でお金を貯めるための別口座に移すのではなく、自動でお金を貯める仕組みを作ること。
 
自動でお金を貯める仕組みとは、毎月決められた日に自分の口座からお金が差し引かれ、定期預金に預け入れたり(自動積立定期預金)、投資信託の買付(投信積立)をしたりができるように設定することです。
 
ここで注意することは、余裕を持って貯められる金額を設定すること。
 
たくさん貯めたいからと、多くの金額を設定してしまいがちです。でも、無理して貯めて、使えるお金が足りなくなってしまい、貯まったお金を取り崩していては元も子もありません。余裕を持って貯められる金額を設定しましょう。手元にお金が残るようなら、追加で入金するぐらいの気持ちで十分です。
 
  

2.今すぐ始めましょう

区切りがいいときから始めようではなく、今直ぐやり始めることが大切です。
自動積立定期預金を利用する場合、どこの金融機関も低金利ではありますが、ネット銀行など一部の金融機関では金利が高めになっているところもあります。
 
例えば、楽天銀行の「定期預金の積立購入」で期間を1年に設定すると、2017年12月現在、金利は0.12%。低い金利といえどもほかの金融機関の約10倍です。少しでも有利に貯めたいのなら、検討すべきでしょう。
 
自動でお金を貯める仕組みを作るのにあたり、新たに銀行口座を開設してその口座に給与や収入が振り込まれるようにするには、自動積立定期預金の設定をするなど、手続きがいろいろとあります。このため、できることはすぐに進めておかないと、自動でお金を貯める仕組みが稼働するまでずいぶんと遅れてしまいます。
 
新しい年を迎えて、新たな気持ちで新しいことをスタートするのは気持ちがいいものです。今年こそお金を貯めたいのなら、自動でお金が貯まる仕組み作りを今すぐ始めましょう。
 
Text/正田きよ子(まさだ・きよこ)
正田 きよ子(まさだ きよこ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者
 

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