最終更新日: 2020.05.21 公開日: 2020.05.25
家計

主婦(夫)が副業を始めるメリットは? 注意点などを解説

子供が小さいうちは何かと手がかかるものですが、ある程度大きくなって手がかからなくなってくると、主婦(主夫/以下、主婦に統一)の方も自分の時間が持てるようになってきます。
 
だからといって、パートやフルタイムなどの勤務を行うのはまだ気が引ける、と思われる方も多いと思いのではないでしょうか。そういった方におすすめなのが、副業です。
 
主婦が副業を始めるメリットにはどのようなものがあるのか。そして、注意しなければならない点はどんなものかについて解説します。
 
新井智美

執筆者:

執筆者:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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新井智美

執筆者:

執筆者:新井智美(あらい ともみ)

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主婦が副業を始めるメリットは?

専業主婦の方であれば、日頃の生活のリズムを効率的にすることで、より多くの空き時間を見つけることが可能です。そういった空き時間を使って何らかの収入を得ることができれば、世帯全体の収入増に結び付けることができます。
 
何よりも家事や育児に追われている日常に、別のアクセントを加えることによって、充実した毎日を送ることができるでしょう。
 
最近では多くの主婦の方が、主に在宅でできる仕事を選んで収入を得ています。副業を行うことで、自分自身のスキルアップにつなげることができる他、場合によっては人脈を広げることもできることから、主婦の副業には無限の可能性があるともいえます。

・パートと違ってシフトなどがなく、スキマ時間でできる

子供が大きくなって、ある程度時間が取れるようになったとしても、子供が帰ってくるときには家にいてあげたいと思う方も多いと思います。
 
何より、子供の急な病気やけがに対応するためにも、フルタイムやパートの仕事についているとフレキシブルに対応できない、というデメリットも確かにあります。その点、副業であれば空いた時間を利用して行えることから、そういった不安を解消できます。

・自宅で働くこともできる

外で仕事をしていると、家族などに何かあった場合にとっさに動けないという状況も発生します。そういった不安をお持ちであれば、自宅で働いて収入を得る副業について検討することをおすすめします。

副業ってどんなものがあるの?

最近では、いろいろな種類の副業が見られるようになりました。もちろん、在宅でできるものとそうでないものもありますが、それぞれの特徴を紹介します。これから副業をしてみようか、と考えている方は参考にしてみてください。

・内職

内職とは、在宅で作業を行う仕事の代表的存在で、会社や事務所に出向く必要がなく働けることが大きな特徴となっています。また、意外と知られていないことなのですが、内職については「家内労働法」という法律が適用され、報酬などの最低基準が守られています。
 
内職の具体的な仕事内容として挙げられるのは、
 商品へのシール貼り
 ポケットティッシュへのチラシ広告入れ
 袋詰め
などでしょうか。
 
どれも初心者でも簡単にできることから、副業を初めてやってみようと思っている方にはおすすめです。

・家事代行

家事代行とは、掃除、洗濯、料理、買い物などの日常的な家事を代行する仕事です。庭の草むしり、役所手続き、クリーニングの受け取りといった雑用も家事代行の業務範囲内となります。
 
家事代行については、利用する側も家事代行サービスの会社に依頼する形を取りますので、利用者と直接契約をするわけではありません。逆にいえば、どの家事代行サービスの会社に登録するかが重要なポイントです。
 
最近では、家事代行でも「掃除」や「料理」など特定のカテゴリーから仕事を選ぶことができるようになっていますので、自分の得意分野を生かすような仕事を選ぶとよいでしょう。
 
依頼先のお宅に伺って仕事をするという意味では、時間の制限は受けますが、その分内職に比べ、多くの収入を見込むことができます。

・アンケートモニター

アンケートモニターは、アンケートや調査に協力をすることによって、その謝礼として報酬を受ける形の仕事です。
 
アンケートに1つ回答するごとに〇円という報酬体系ですが、スキマ時間を最大限活用できることや、1つのアンケートへの回答時間が少ないことから、月単位で見ると家事代行まではいかないにしても、内職と同じくらいの収入を得ることが可能かもしれません。

・ウェブライター

文章を書くのが得意な方であれば、ウェブライターをいう選択肢もあります。パソコンとネット環境があればできる仕事ですし、スキルアップも望めることとから、興味のある方にはぜひおすすめしたい副業です。
 
最初はウェブライターを募集しているサイトから応募し、テストを受けてから正式に仕事をいただくという形になりますが、経験を積むことで文字単価のアップも狙え、高収入を得る可能性もありますので、興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

・覆面調査

覆面調査の仕事とは具体的にどんなものか、イメージがわかないかもしれません。最近の覆面調査の仕事内容は、例えば「お客のふりをして指定されたお店を利用し、後日そのお店の評価を提出する」といったものです。
 
覆面調査の仕事は、登録すれば誰でも行うことが可能です。ただし、その際に勤務条件についてきちんと確認するようにしましょう。お店で自分が利用する費用については、自己負担となっている場合がほとんどです。
 
したがって、調査料としてもらえるのは自己負担額以上なのかどうかを、しっかり確認しておくことがポイントです。

・ハンドメイド

最近は、自分で作った作品をサイト上で販売する方も多くなってきました。手先が器用な方や、デザインの勉強をしていた方であれば無理なくできる仕事かもしれません。
 
ハンドメイドマーケットサイトを利用すれば、店舗(ご自分のECサイト等も含む)を構える必要もありませんので、手軽に販売できることも注目される理由となっているようです。
 
サイト利用には手数料がかかりますが、そこである程度実績を積み、名前が知れてくると、その後は自分自身のSNS等を活用して集客・販売もできます。
 
最初から自分のSNS等を活用し集客や販売をするのには、商品の見せ方や金銭の受け取りなどクリアしなければならない問題が多いため、販売初心者の方はマーケットサイトを活用するのもよいのではないでしょうか。

主婦が働くときの注意点

主婦が働くときの注意点は何といっても、一定の収入額を超えると配偶者控除を受けられなくなることです。収入によっては自分で税金を納める必要も出てきます。副業をするにあたり、以下に説明する「扶養の壁」に気をつけるようにしてください。

・扶養控除とは

納税者に所得税法上の控除対象扶養親族となる人がいる場合には、一定の金額の所得控除が受けられます。これを扶養控除といいます。
 
そして、扶養親族とは、その年の12月31日(納税者が年の中途で死亡しまたは出国する場合は、その死亡または出国のとき)の現況で、次の4つの要件のすべてに当てはまる人です。
 
1. 配偶者以外の親族(6親等内の血族および3親等内の姻族をいいます)または都道府県知事から養育を委託された児童(いわゆる里子)や、市町村長から養護を委託された老人であること。
 
2. 納税者と生計を一にしていること。
 
3. 年間の合計所得金額が38万円以下(令和2年分以降は48万円以下)であること
(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)。
 
4. 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払いを受けていないこと、または白色申告者の事業専従者でないこと。また、控除対象扶養親族とは、扶養親族のうち、その年12月31日現在の年齢が16歳以上の人をいいます。

・主婦の働き方の壁ってどんなものがある?

主婦の働き方の壁の中でも、副業にて収入を得るケースで壁となるのは、「100万円の壁」そして「103万円の壁」と言われています。これらの詳細について説明します。
 
1. 100万円の壁
住民税が発生するかどうかの境目のことです。住民税には所得金額に応じた所得割と一律の金額が課せられる均等割があり、一定の場合には所得割と均等割がともに非課税になります。
 
具体的には、「給与所得控除」65万円と「課税されない合計所得金額の上限」35万円を合わせた額が100万円以下であれば、住民税が非課税です。これが「100万円の壁」と言われるものです。
 
2. 103万円の壁
住民税に加え、所得税が発生するかどうかの境目のことです。配偶者控除適用となる境目のことで、これを超えると所得税が発生します。

・ハンドメイドなど支出があった場合はどうなるの?

副業はもらった金額(収入)だけで判断するのではなく、収入からそれにかかった費用を引いた、いわゆる所得の額で判断します。
 
したがって、ハンドメイドなどで材料費がかかった場合は収入から経費として材料費を差し引く必要があります。経費が発生する副業については、きちんとどんな経費がかかったか、ノートにまとめておくとよいでしょう。

確定申告が必要になるケース

専業主婦でパートなどもしておらず、収入が副業のみの場合は年間38万円を超えると課税の対象です。課税対象となる場合は、確定申告をする必要があります。その確定申告の時期や方法などについて、以下に解説します。

・確定申告の時期、方法、必要書類、場所とは?

1. 確定申告の時期
確定申告の時期は、毎年2月16日頃〜3月15日頃までとなっています。ちなみに2020年は特例で2月17日(月)〜4月16日(木)となりました。
※4月17日(金)以降であっても柔軟に確定申告書を受け付けることになりました。
 
2. 確定申告の方法
確定申告は税務書に行って直接申告する方法と、郵送で行う方法に加え、インターネットやスマートフォンでも行えるようになっています。
 
3. 確定申告に必要な書類
税務署に行って受け取る方法や、郵送で送ってもらう方法もありますが、国税庁の公式サイトからのダウンロードする方法が一番簡単です。その際、入手する申告書は申告書Aを選んでください。
 
4. 確定申告の提出・問い合わせ先
お住まいの管轄の税務署となります。

よくある質問や勘違い

副業で20万円以上の所得がある場合、確定申告が必要といわれたのですが、主婦の場合も同じなのでしょうか?

A. 副業で20万円以上の所得があるために確定申告を行う必要があるのは、給与収入がある方の場合です。主婦の場合で給与収入がなく、副業で得た収入だけであれば、20万円以上の所得となっても確定申告の必要はありません。
 
主婦の場合で給与収入がない場合、確定申告が必要となるのは、副業で得た所得が38万円以上となった場合です。

まとめ

主婦が副業を始めるにあたり、一番の強みとなるのが「空いた時間を有効に活用できること」です。特にお子さんが小さい場合や、介護が必要な方が家におられる場合などであれば、パートやフルタイムでの勤務は難しいケースが多いです。
 
そういう方にとって、家事や育児のスキマ時間を使って仕事ができるという状況は、非常にうれしいものであり、特に在宅でできる副業は多くの主婦に人気となっています。
 
とはいえ、主婦業も立派な職業です。副業に専念するあまり、家事がおろそかになったりしないよう、スケジュールや体調管理には常に気をつけておきましょう。
 
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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