アメックスカードの審査を通過しやすくする方法は存在するのか？

アメックスの審査の概要は、他のカードと同様、公表されているわけではありません。
 
ですが、申込み経験者の報告などから審査をする際のポイントなどは浮かび上がってきております。
 
本記事では、アメックスカードを手に入れる可能性をあげる方法を見ていきましょう。
 

アメックスカードの入り口でもあるグリーンの申込み資格

アメックスのラインナップの中で、基本の1枚は「アメリカン・エキスプレス・カード」、通称アメックスグリーンです。
 
アメックスでは基本のカードです。
 
公式サイトに書かれている、申込資格は次の通りです。
 
・20歳以上の定職を持つ方
 
公式サイトのQ&Aには明記されていますが、この「定職」にはアルバイト、パートの人は含まないので気を付けてください。やや厳しめの申込要件となっています。
 
ちなみに、これは「アメックス」カード全体の申込資格であり、グリーンだけの要件ではありません。
 
アメックスグリーンもアメックスゴールドも、申込要件は変わりません。
 

アメックスカードが重要視している審査基準

アメックスはカードでは、下記の2つを重要視している可能性が高いです。
 
・属性情報
・クレヒス
 
初めてきく言葉かもしれませんので、解説していきますと、属性情報とは年収や職業、勤続年数などの情報をいいます。
 
また、クレヒスとは、個人信用情報のことを指し、責務整理や自己破産などの情報をいいます。この情報は個人信用情報機関に登録されており、クレジットカードやローンの審査をする際に確認し、申込者の情報を審査にかけます。
 

一般のカードでは、ブラックはほぼ審査落ちする

普通のクレジットカードの場合、審査にまず通らないという人がいます。個人信用情報に傷のある人です。
 
傷があるとは、過去のクレジット・ローンに滞納があることをいいます。単純な滞納だと、2年間で消えることもありますが、2～3か月以上の滞納（延滞）がある場合、これは「異動情報」として記録され、5年は消えません。
 
異動情報にはもっと深刻な、自己破産や債務の任意整理による一部免除なども含まれます。
 
個人のクレジット、ローンの履歴は過去5年以内のものが信用情報機関の保管する個人信用情報に記録されています。
 
クレジットカード会社は、審査にあたって申込者の個人信用情報を確認します。その結果、異動情報のある人や、滞納の数が多い人が、審査に通ることはほぼありません。
 
ブラックの原因である異動情報、それから滞納情報をすぐに消す方法はありません。
 
ブラックの人を審査通過させないために信用情報機関があるともいえるので、当然のことです。5年の時間が経つのを待つ以外にありません。
 

一般のカードでは、ホワイトも審査落ちしやすい

個人信用情報に傷がある人は通常審査に通りませんが、5年経てば傷は消滅します。
 
その後、すんなりクレジットカードの審査に通るかというと、これは別問題です。
 
このような人はある程度の年齢である場合が多いですが、それでいながら履歴が真っ白というのでは、審査がしづらいためです。
 
このような人を、俗にホワイトといいます。
 
傷が消えた人でなく、本当に5年以内の履歴が真っ白の人を区別し、スーパーホワイトということもあります。ですが、カード会社からは区別できないので、審査の方法は同じです。履歴が真っ白だとしても、年齢が若ければ特に問題はありません。
 

申込みブラックの人も一般のカードの審査には通りにくい

それから、一般のカードの審査に通りにくい要素は他にもあります。
 
クレジットカードやローンの申込記録は、6か月間個人信用情報に記録されます。
 
申し込んでも、その後カードの利用記録が記載されない場合、審査に落ちたことが対外的に明らかになります。
 
審査落ちの事実があると、6か月以内で申込記録が消えないうちに次のカードを申し込んでも、落ちてしまうことが多いのです。
 
審査落ちの理由はもともと、審査した会社の外には出ませんので、他社は審査落ち自体をネガティブな要素として審査に加えます。そのため、いくら申し込んでもひとつもカードの審査に通らないということがあります。
 
この状態を俗に、申込みブラックといいます。6か月我慢するだけで申込みブラックは解消されるものの、急いでカードが欲しい人には困ります。
 

アメックスカードの審査に落ちてしまう原因

アメックスの審査に落ちてしまう人はもちろんいます。下記のような人は落ちる可能性が高いでしょう。
 
・他のクレジット・ローンの滞納を解消していない
・他のクレジット・ローンの滞納の数が多い
・上記の事実に加えて年収が低い
 
滞納を解消していない人がクレジットカードの審査に通るはずはありません。このような人は年収が高くても、カード利用額を支払えないからです。これはアメックスでも同様です。
 
個人信用情報に異動情報がなくても、滞納の回数が多い人は審査通過が難しいでしょう。このような人に対して与信の設定ができないからです。
 
最後に、年収を重視するアメックスだからといって、年収300万程度など、少なめの人が必ず審査に落ちるわけではありません。
 
ですが、個人信用情報の傷に加えて年収が低いのならば、これは十分審査落ちの理由になるでしょう。
 

まとめ

アメックスの審査を通過しやすくする要素は、属性情報とクレヒスを高めることです。
 
とはいえ、年収などは急には上がらないでしょう。
 
この場合は、一般のクレジットカードと同様に、信用をコツコツ高めていくしかありません。