更新日: 2020.03.06 不動産投資

不動産投資をしている人の平均年収はいくら?年収の10倍以上の借り入れがある人も

不動産投資をしている人の平均年収はいくら?年収の10倍以上の借り入れがある人も
不動産投資は、保有する不動産に安定して入居者がつくようになれば、毎月の収入源を確保できるのが魅力と言われています。
 
頭金を用意できれば、入ってくる毎月の家賃でローンや税金を支払う計算ができ、他の投資と比べて値動きが比較的ゆるやかで、現物のためいきなり価値がゼロになる心配も少ないという点も魅力的だとされています。
 
実際に不動産投資をやっている人たちとは、どういう人たちなのでしょうか?オンライン不動産投資ローンサービス「モゲチェック不動産投資」を提供する株式会社MFS(本社:東京都千代田区)は、モゲチェック不動産投資を利用するユーザーの分析を行い、その結果を発表しました(※)。
 
実際に不動産投資を行っている人の保有する資産はどのくらいか、どのくらいお金を借りているのか、気になりますよね。早速チェックしてみましょう。

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FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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不動産資産額1億円以上という人が3割。保有物件は平均2.2件

まず、不動産資産額について見てみると、資産額「1億円以上」が32%と、最も多い割合となっています。次いで、「2000万円以上4000万円未満」が19%、「4000万円以上6000万円未満」が16%、「2000万円未満」が14%となっています。
 
金額の大きな一棟アパート保有者が全体平均を押し上げているため、全体の資産の平均額は約1億円となりました。一棟アパート保有者の平均額は1.4億円、区分所有マンション保有者の平均額は4600万円でした。
 
また、保有物件数では、1件のみ保有が53%、2件が24%で、複数物件を保有している人が半数近くいました。平均保有数は2.2件で、最高は21件でした。

平均年収は1000万円強。平均購入余力は約8000万円

調査対象者の年収を見てみると、平均年収は1064万円、最多年収層は700万円台で13%となりました。一般的に、不動産投資を行う際には、銀行借り入れを行いますが、審査基準に合致するのは高所得者ということで、平均年収も高めになっています。
 
とはいえ、年収500万円以下も9%で、普通のサラリーマンにも不動産投資を行っている人がいるようです。平均購入余力、すなわち不動産投資ローンの借入可能額は8243万円でした。また、最も多いのが、1億円以上購入できる層であることがわかりました。
 
また、希望物件種別については56%と半数以上が中古と回答しました。新築は9%にとどまり、不動産価格高騰の折、比較的買いやすい中古物件が人気となっているようです。

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不動産投資ローンの金利2%以上で利用する人が7割

不動産投資ローンを利用している人の適用金利を分析したところ、「2.0%以上3.0%未満」が42%、「3.0%以上4.0%未満」が22%、「4.0%以上」が6%と、70%が2%以上の金利で借りていることがわかりました。借入金額も高額でしょうから、金利もかなりの額になると推察されます。

年収の10倍以上の借り入れがある人が35%。借り換えのローンを申し込むも8割が否決

それではローンの借り換えをしなくては、ということになりますが、不動産投資ローン借り換えを申し込んだユーザーのうち、事前審査で78%が否決されており、審査が厳しい実態が伺えます。
 
次に、同調査では「ローン残高と年収の比率、いわゆる年収倍率ごとの事前審査承認率を分析したところ、年収倍率が15倍を超えると承認率がほぼ0%になる」と分析されています。
 
一方、年収倍率が8倍以下であれば承認率は40%程度になると分析されています。ローンを借り過ぎているために審査に通らないのが実態のようです。なお、年収倍率を見ると、年収の10倍超の借り入れがあるユーザーは全体の35%を占めています。
 
以上の結果から、不動産投資で1億以上の資産を保有しているものの、年収の何倍も、中には10倍以上もの借り入れをしていることがわかりました。借入金額と不動産投資で得た資産額を比べると、利益はどのくらい出ているのかが気になります。
 
とりあえず、少しでも低い金利で借り換えをするのがよさそうですが、同調査では、借り換えは利回りをアップさせる重要な手段の一つであるものの、不動産投資ローンの金利は過去10年間変わっておらず、マイナス金利による金利低下は見られないので、返済能力をアップさせて信用力をつけることが重要ではないかと述べています。
 
また、ここでは「年収倍率が15倍を超えると借り換えは非常にむずかしい」とされています。借りすぎには気をつけようということですね。
 
【出典】
※株式会社MFS「モゲチェック不動産投資ユーザー分析」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部