更新日: 2019.06.14 その他資産運用

注目されている「ETF」ってナニ? 3つの特徴とは

執筆者 : 宮﨑真紀子

注目されている「ETF」ってナニ? 3つの特徴とは
アルファベット頭文字3つの言葉が氾濫していて、それ何?というものも多いです。金融の世界でも頻繁に見られます。今回はETFについて、その仕組みと最近特に注目されている理由について考えます。上手に使えば初心者の味方になる商品です。
 

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宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

取引窓口は証券会社

頭文字3文字のETFは、Exchange Traded Fund を略したものです。Exchange Traded (取引所に上場している) Fund(投資信託)なので、日本語では「上場投資信託」ですが、ETFの方が一般的になっているのではないでしょうか。ETFの特徴は3つあります。
 
(1)上場している
「上場」という点では、株式と似ています。取引所が開いている時間帯はリアルタイムで取引が出来ます。午前中は様子を見て、午後に値段を指定して売買(指値注文)することが可能です。
 
投資信託は、「今日買います」の時点では値段が未確定です。というのも1日1回決まる基準価額が公表されるのは、申し込みを締め切った後になります。売買時点で値段が分かっているという安心感があります。
 
(2)分散投資が出来る
株式との大きな違いは、ETFを1銘柄保有するだけで分散投資の効果が得られるということです。この点は、投資信託に似ています。東京証券取引所には現在200銘柄以上のETFが上場しています。
 
例えば車好きの人が、自動車メーカーA社の株式を購入したとします。もし製品に不具合が見つかりリコールになったら、A社の株価は暴落するかもしれません。単独で持っていると、こうしたリスクがあります。
 
自動車や輸送機の指数との連動をめざすETFなら、自動車メーカーA社だけでなく同業のB社C社……部品やタイヤなどのメーカーまで組入れられています。
 
ETFの種類には、日本株式・国内債券・外国株式・外国債券・REIT・コモディティなどがあります。TOPIX(東証1部に上場している約2000銘柄を対象とした指数)に連動しているETFを持てば、ひと口で東証1部に上場している企業全体に分散投資している効果が得られます。
 
TOPIXはニュースでも毎日簡単に情報を得られますので、値動きが分かりやすいというメリットもあります。ETFはそれぞれの指数に連動するのですが、車の例のように業種ごとの指数に連動するものもあります。
 
資産の分散・国や地域の分散・業種の分散というように複数組み合わせることで、分かりやすく分散投資することが出来ます。
 
(3)コストが安い
ETFに投資をする場合は売買の時に、売買手数料がかかります。これ以外に保有時のコストとして信託報酬がかかります。投資信託に比べて低く設定されていることが特徴です。
 
JPXのホームページによると、「ETF 0.060~0.950%」「投資信託 0.100~1.650%」という数字があります。長期で保有するのであれば、このコストの差は大きいです。
 

 

自分に合ったETFを探す

iDeCoやNISAが推奨され、長期間で資産形成を考える機会が増えました。個人投資家も金融機関の担当者に「お任せ」ではなく、自分でポートフォリオを考える時代になりました。
 
ロボットアドバイザーの登場も転機になっているかもしれません。これが、「分散」「低コスト」のキーワードを持つETFが、個人投資家にも注目されている理由です。
 
「上場している」ということは、“時々刻々と値動きがある”ということです。価格変動や上場廃止など、株式と同じリスクは存在します。
 
またレバレッジ型など、短期間の投資向きのETF もありますので、長期の資産形成には注意が必要です。いかなる場合も、内容をしっかり理解できる商品を選ぶことが大切です。
 
投資信託は金額を指定して購入することができ、積立投資に向いています。同じことが出来るETFは、未だ限られています。基本的には口数を指定して購入することになります。ETFと投資信託を上手に使い分けることを考えると良いと思います。
 
執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)
相続診断士
 

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