PayPayやVポイントなどのポイントを使った「資産運用」ってどういう仕組み? ポイントを買い物で使うより運用したほうがいいの?
配信日: 2025.06.02

この記事では、その仕組みやメリット、注意点を分かりやすく紹介します。

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ポイント投資とは? 仕組みと基本的な特徴
ポイント投資とは、日常の買い物やサービス利用で貯まったポイントを使って、投資信託や株式などの金融商品を購入・運用する仕組みです。現金を使わずに投資ができるため、投資初心者にもハードルが低く、気軽に始められるのが特徴です。
例えば、dポイントを利用した「ポイント投資」サービスでは、1ポイントから運用が可能で、おまかせでの運用の場合、投資信託の基準価額に連動してポイントが増減します。また、楽天ポイントを使った「楽天証券のポイント投資」では、投資信託や国内株式(現物取引)、米国株式(円貨決済)などを購入して運用できます。
PayPayポイントやVポイントでポイント投資を始める方法
PayPayポイントを使った資産運用では、PayPayによる本人確認とPayPay証券での証券口座開設ののち、PayPayアプリ内から「資産運用」メニューを選択することで、投資信託や株式の購入が可能になります。また、NISA口座の開設もアプリ内で完結でき、一定条件のもと非課税での運用も可能です。
Vポイント投資では、SBI証券の口座を開設しVポイントサービスに登録することで、Vポイントを使って投資信託や国内株式(現物)の購入ができます。100ポイントから投資が可能で、投資初心者でも手軽に始められるのが特徴です。
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ポイントを買い物で使うより運用したほうがお得? メリットと注意点を解説
ポイントを資産運用に活用する最大のメリットは、現金を使わずに投資を始められる点です。これにより、投資に対する心理的ハードルが下がり、少額からリスクを抑えて投資経験を積むことができます。
また、運用益が出た場合、PayPayでは売却時にPayPayマネーとして即時に引き出すことが可能です。Vポイント投資では、売却益は現金で受け取ることができ、実質的にポイントを現金化する手段としても活用できます。
ただし、注意点もあります。ポイント運用で得た利益には、通常の投資と同様に税金がかかる場合があります。例えば会社員の場合、給与所得とは別にポイント投資などで得た利益が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です。
さらに、通常の投資と同様、ポイント運用も元本保証がないため、投資対象の価格変動によりポイントが減少するリスクもあります。
まとめ
ポイントを使った資産運用は、投資初心者や少額から投資を始めたい方にとって、有効な手段となり得ます。現金を使わずに投資を体験できるため、リスクを抑えつつ投資の基本を学べます。
一方で、ポイント運用にはリスクも存在するため、運用目的やリスク許容度を考慮した上で、適切なサービスを選択することが重要です。
今後も、ポイントを活用した資産運用のサービスは拡充が期待されます。自身のライフスタイルや投資目的に合わせて、ポイントの使い道を検討してみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー