更新日: 2019.06.28 その他資産運用

投資興味あり者必見!何からすればいいの?初心者がまず知っておきたいこと

投資興味あり者必見!何からすればいいの?初心者がまず知っておきたいこと
投資をしてお金を増やしたい!そう思っている方は少なくないでしょう。ところが、投資のイメージは、「怖い」「損をする」「騙される」「お金持ちがやること」が大多数です。
 
また、よく知らないがゆえに、証券会社に行く勇気もありません。という方もいるかもしれません。では、もし投資を始めるぞ、と決意したら――。知っておくべき4つのことを見ていきます。
 
秋口千佳

執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)

CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

そもそも投資はするべきですか?

「投資と借金だけはするな」というのが、日本の昔からの在り様です。
 
日本には高度経済成長期(1955年から1973年の18年間は、年平均10%以上の経済成長を達成した)があり、その時代は銀行にお金を預けておくだけで、預けた金額が10年後には2倍にまで膨れあがりました。お金の管理は銀行に任せておけば良かった時代です。
 
しかし、今はそのような時代ではありません。マイナス金利導入・物価上昇傾向により現金価値は目減りし始めています。銀行に預けておくだけで良い時代は終わりました。
 
そこで、その目減りを食い止めるために投資を始め、自分でお金を管理する時代になってきたのです。
 

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投資と投機の違いを知る

投資のイメージはと聞かれると、昔テレビで見た証券取引所で証券マンたちが両手を挙げて指で取引している映像だったり、モニターを3つも4つも机の上に置き、「今が買いだ売りだ」とつぶやきながらキーボードをたたく映像だったりを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
 
これらはすべて「投機」です。いわゆる短期売買を繰り返す「デイトレード(プロの仕事)」です。「投資」とは、「長期分散」、これが基本です。
 
つまり、景気の良し悪しといった影響を最小限にするために「時間」を味方につけ、金融商品の組み合わせでその影響をさらに抑える、ということです。
 

自分の心の許容度を知る

突然ですが2問、問題です。※あくまでも架空の話です。
 
今、100万円を投資したとします。
(1)1年後、100万円で投資した商品が1000万円になったとします。あなたはどうしますか。
(2)1年後、100万円で投資した商品が10万円になったとします。あなたはどうしますか。
 
「売る」と答えた方は一喜一憂タイプ、「何もしない」と答えた方は泰然自若タイプです。投資に向いているのは「泰然自若タイプ」です。一喜一憂タイプの方は、少額の投資から始め、ご自身の心の許容度を知ってください。
 

自分に合った証券会社を知る

あなたは問題が起こったとき、誰かに相談しますか。または誰にも相談せず、ご自分で結論を出しますか。つまり、投資で悩みが生じたとき、誰かに相談したいか、という話になります。
 
「相談したい」方は、人がいる証券会社を選ぶべきです。反対に「相談しない」方は、いわゆるネット証券会社を選ぶべきです。前者は人に相談できるぶん、手数料が高くなっていますが、安心を買うことはできます。一方で後者は、手数料が安い、という最大のメリットを期待できます。
 
ご自身の日常行動を思い浮かべ、証券会社を選んでください。
 

あなたに合った商品を知る

初心者にとっては商品選びが難関です。投資信託協会によりますと、2019年1月末現在の公募投資信託の本数は6119本あります。つまり、初心者が6119本の中から商品を選択するということになります。
 
そこで、まずはあなたの思いをまとめます。
 
・金利は、「安定」「安定ちょっとプラス」「高め」のどれが良いか。
・興味ある産業(自動車・宇宙・AI・医療など)があるのか。
・興味ある会社(具体的な会社名)があるのか。
 
これらを考え、あなたが応援できる(投資できる)商品を選んでください。
 

全責任はあなたにあります

投資を始め損が生じると、「景気が悪い」「証券会社が悪い」「あの商品が悪い」などと言いたくなります。しかし、実際に投資を始めたのはあなたです。長期間待てないのも、その証券会社を選んだのも、その商品を選んだのも、あなた。すべての最終責任はあなたにあるのです。
 
ですから、初心者だからこそ、まず知っておくべき4つのことについて、しっかり検討してください。そして、最終責任者であるあなたが納得のうえで、投資を始めてください。
 
出典
一般社団法人 投資信託協会HP
一般社団法人 投資信託協会「数字で見る投資信託 2019年1月末」
 
執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士
 

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