「株主優待」を受けるため、「投資」を始めようと思います。選び方のポイントがあれば教えてください。
配信日: 2024.09.17
株主優待は多くの企業が行っていますが、株主優待を受けるには投資を行わなくてはいけないので、注意点もいくつか存在します。この記事では、お得な株主優待の選び方と株主優待を受ける上での注意点について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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株主優待の内容
株主優待では、一定の単位以上の株を保有する株主に対して、商品券やポイント、その企業が扱う商品などが株主に贈られます。また、保有年月に応じて、株主に還元される内容に差がある株主優待もあります。
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株主優待の選び方
株は基本的に100株単位で購入しますが、株主優待を受けるには権利確定日までに、一定の単位以上の株を保有していることが条件です。
株主優待を選ぶ上で重要なのは、優待の内容が自分の欲しいものであるかと、株の配当利回り、その株の将来性などです。株の配当利回りがよければ多くの配当金を得られる可能性があります。また株主優待を目当てに株を購入する場合、株主優待の内容が、自分にとって欲しいものでなければ、購入する意味がないと考えられます。
株式投資の情報サイトである「みんかぶ」が作成したランキングによると、人気の株主優待銘柄として「日本電信電話」「セブン&アイ・ホールディングス」などが紹介されています。(2024年9月12日時点)
「日本電信電話」の株主優待はdポイントです。「保有期間が2年に達した株主」には1500ポイント、「保有期間が5年に達した株主」には3000ポイントのdポイントがもらえます。
「セブン&アイ・ホールディングス」では、100株以上を3年以上保有した場合2500円相当のグループ共通商品券、400株以上を3年以上保有した場合3000円相当のグループ共通商品券、700株以上を3年以上保有した場合3500円相当のグループ共通商品券がもらえます。
株主優待の注意点
株主優待はその企業の株を保有しているだけでお得なサービスを受けられるため魅力的に感じますが、注意しなければならない点もいくつか存在します。
まず、株主優待はリスクのある投資を行う上で受けられるものであることを忘れてはいけません。株を購入すれば、株価が上がれば利益が出ますが、株価が下がれば損失となり、常に元本割れのリスクがあります。
株主優待は多くの企業が、株の保有数に応じて優待の内容をよくしている傾向があります。よりお得な株主優待を受けようと株を多く購入すれば、その分投資のリスクも高くなるのです。
投資のリスクを考えると、株主優待の内容だけを見て株を購入するのは避けるべきだともいえるでしょう。株を購入する際は、その株の将来性を見て判断するのが重要です。株主優待でサービスを受けても、購入した株の株価が下がってしまったら、結果損失になる可能性があるからです。
なお、株主優待を受けるには、権利確定日の2営業日前の「権利付最終日」までに株を保有しておくことが必要です。「権利付最終日」の翌日の「権利落ち日」以降に株を売却しても株主優待は受けられます。
株主優待は内容や配当利回りを見て選ぼう
株主優待は、株を保有しているだけで企業から商品券やポイントなどの還元を受けられます。こういったことから株主優待は魅力的ですが、投資を行った上で得られるものであるため、投資で起こり得るリスクも忘れてはいけません。
株主優待の内容はさまざまなものがありますが、自分が欲しいと思う内容で選ぶことが重要です。配当金の額なども同時に見て決めると、利回りを狙った株の利益が出やすくなる可能性があるでしょう。
出典
みんかぶ 【総合】株主優待人気ランキング
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー