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執筆者:柴沼直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
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北朝鮮から近い日本なのに円が上昇する不思議
筆者もクライアントからよくいただくご質問ですが、とくに最近多いのは「有事の円買い」についてです。
有事というと、「政治的・軍事的なイベントがあって、世界がどうなるかわからないという不安」を指しています。これまでは、そういった不安要素はギリシャの財政不安など欧州や産油国アラブ諸国での軍事介入やそれに伴う原油生産量の不安定化などが挙げられ、地理的に日本から離れていたため、「あまり被害は受けないだろう」という意味合いで円という通貨が選好されていた、と考えられていました。
これに対して、今回の不安種は北朝鮮です。日本と地理的に近く、攻撃のニュースがはいれば、円が暴落してしかるべきなのに、どうして円高になるの?というものです。
その通りですよね。そんな危ない通貨の価値が上昇するのは考えにくいですが、これはグローバルマーケットにおける、方程式のようなルールができあがっていて、それにそった動きをしているからであると考えられます。
「投資家って素直ではない」という前提
一般の個人投資家ではなく、大口のお金を取引している機関投資家は、素直ではないと思ってください。私たちは、安いところで買って高くなったら売る、という、「当たり前の普通の投資行動」を思い浮かべますよね。
これに対して、機関投資家には「売りから入る」という考え方による行動パターンが多々見受けられます。私たちから見れば若干の抵抗はありますが「株はないのに、売って、安くなったところで買い戻す」という考え方です。株をもっていないのに、100円で売る約束をします。そしてその株が50円になったところで、(もっていない)株を50円で買い戻し、売却価格との差額50円という収益を得ようとするのです。「カラ売り」という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、この手法を使って大きく収益を得ているのです。
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