サッカー好きなFPが考える、アセットアロケーションとは?
配信日: 2020.04.11
今回はそんなサッカーと投資、特に投資で重要な アセットアロケーションについて関連させて考えてみます。サッカー好きな方はピンと来るでしょう。
執筆者:大場脩(おおば しゅう)
ファイナンシャルプランナー。
山形をベースに全国で活動する。
本人が地方在住、そして独身のため、独身向けのマネープラン、地方ならではのマネープラン実情に精通している。
得意分野は、専門用語を使わないお金の話、資産運用、確定拠出年金、保険の見直し、地方在住者の教育資金など身近なお金に関わること全般。
お金のことは前向きにシンプルに考えることがモットー。
ブログはほぼ毎日更新、専門用語を使わないわかりやすい説明を心がけている。
地元山形の金融リテラシー向上のために日々奔走中。
https://fp-syu.com/
アセットアロケーションとは?
アセットアロケーションとは、アセット(資産)+アロケーション(割当て、分配、配分)を合わせた言葉で、直訳すると「資産配分」となります。
具体的には、株式(日本、先進国、新興国)や債券(日本、先進国、新興国)などの配分のことをいいます。国や地域、債券、株式といった資産の種類によって、または組み合わせによって期待できるリターンや想定されるリスクが異なります。
お金の世界では、銘柄選びやタイミングよりもこのアセットアロケーション(資産配分)で成果がほとんど決まってしまうといわれるくらい重要な部分です。
【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資
【PR】J.P.Returns
おすすめポイント
・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる
アセットアロケーションをサッカーに例えて考える
私はサッカーが好きなので、アセットアロケーションをこんな感じで考えています。
日本株式…攻撃的な日本人選手。
先進国株式…日本で実績がある攻撃的な外国人選手。比較的安定した成果が期待できる。
新興国株式…今年初来日した攻撃的な助っ人外国人選手。実力が発揮できれば勝利に大きく貢献するが、その実力は未知数な面も多い(リスクが大きい)。
日本債券…株式よりも安定性があり、得点(リターン)よりもリスクを軽減する守備的な役割の選手(リスクが低い)。
といった感じです。
実際に当てはめてみる
新興国株式(未知数の助っ人外国人選手)100%で考えた場合は、当たれば非常に大きな成果が期待できる反面、リスクが大きいので、下落相場になったときは大きく下振れする可能性があります。
ですから一辺倒ではなく、バランスよく考えることが重要です。例えば、日本株式25%、先進国株式25%、新興国株式25%、日本債券25%といった感じです。
この場合は日本も含め全世界へ投資ができますし、日本債券も組み入れています。日本債券は攻撃力があまりないですが、守備的な選手として全体のリスクを軽減する役割を果たします。
なお、これはサッカーだけではなく、野球やバスケットボールに当てはめて考えることもできます。どのスポーツでも、その年に初来日した助っ人外国人選手(新興国株式)への期待は高いものの、実際にシーズンが始まらないと活躍するかどうかは分からないので、着実な勝利をめざすならバランスのとれた選手構成を考える必要があります。
また、年代別で考えてみることもできます。投資を行う人の年齢が若い(試合開始直後)ならリスクをある程度とれるので、株式比率を多めにして得点(リターン)を狙っていく。
逆に定年退職に近い年齢(試合終了間際)であれば、債券比率を高めてリスクを下げ、守備的なフォーメーションにする、などです。
その配分例としては、30歳の人であれば100%-年齢(30歳)=70%(株式の比率)、50歳の人であれば100-年齢(50歳)=50%(株式の比率)という感じです。
アセットアロケーションの考え方は人それぞれで、答えはありません。年代や考え方、家族構成などを含めて柔軟に考えていきましょう。
この期間にぜひ考えてみては?
アセットアロケーションというと何か難しいイメージですが、サッカー好きな方はサッカーのフォーメーションに例えて考えてみるとおもしろいですよ!
新型コロナウイルス拡大防止のため外出を控えている方も多いでしょう。この期間にサッカーやご自身の好きなスポーツに例えて、アセットアロケーションについて考えてみてはいかがでしょうか。
そして早く新型コロナウイルスが終息し、気兼ねなくサッカー観戦が楽しめる幸せが戻ってきてほしいですね!(※ちなみに実際のスポーツでは外国人枠というものがあるので、外国人選手100%を起用するというのはあり得ません。)
執筆者:大場脩
ファイナンシャルプランナー。