最終更新日: 2019.01.08 公開日: 2017.08.07
資産運用

資産形成。これからはロボットアドバイザーが、強い味方になりそうです

ロボットアドバイザー(ロボアド)が急速に進化しています。これから投資を始める人にとっては、とても心強い味方なのですが、まだ認知度は低いようです。特に若年層の「これから長期間で資産形成をする人」に向いています。今回はこのシステムの使い方について考えます。
 
宮﨑真紀子

Text:

Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

宮﨑真紀子

執筆者:

Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

投資に踏み出せない理由を解決

 

投資をしていない人は大きく2つに分けられます。一つ目は、全く興味のない人。もう一つは、興味はあるけど尻込みしている人です。この「尻込み」の理由を考えました。

 

①ある程度の資金が必要なのでは?

②リスクがあるらしい。

③リスクを避けるには分散すると良いらしいが、そのやり方がわからない。

 

更に、「毎月1万円ずつコツコツ投資運用をしていくと、30年後の残高は、積立定期預金と比べて残高は大きく増える」と聞いても…。

 

④最初の手続きが面倒そう。

⑤商品が沢山あって、どうしたら良いかわからない。

 

これらのストレスを解決するために生まれたのが、ロボアドなのです。

 

まず入口の部分です。口座を開設するために、金融機関の窓口に行く必要はありません。スマホで完結します。ロボアド各社は、サイトを見やすくする工夫をしています。例えば“お金のデザイン”が運営している[テオ]のデザイナーは、「金融サイトもわかりやすいものにしたい」という思いのもと、異業種から転職してきたといいます。また“エイト証券”が運営している[クロエ]には、チャット機能も搭載されています。これで④が解決されます。

次にロボアドでは、いくつかの質問に答えると、最適のポートフォリオが組まれます。

国内債券 35% 国内株式 25% 外国債券15% 外国株式 25% といった具合です。

この後、このポートフォリオに合った商品(銘柄)が提示されます。ポートフォリオを決めても、沢山の商品から選ぶのは大変な労力が要ります。ならば、お勧めを選んでもらった方が簡単です。レストランでコース料理を選ぶのと同様です。これで③と⑤が解決です。

 

初心者以外からも支持されている理由

ロボアドを利用している人の大半は投資初心者なのですが、一定数の経験者も口座を開設しています。経験者はロボアドに何を期待しているのでしょう。

〈物理的なこと〉

長期分散投資をするためには、

 

①ポートフォリオを組む

②それぞれの商品(銘柄)を決める

③資産の管理~定期的にバランスをチェックする

④バランスが崩れていたら、リバランス(もとに戻す)作業をする

 

こういったことが必要です。かなり面倒だということを、経験者は知っています。

 

現在、ロボットアドバイザーのサービスは多くの会社が参入しています。サービスの提供で「アドバイス型」と「投資一任型」の2つに分かれています。

 

☆アドバイス型

 質問の回答からリスク許容度を診断→ポートフォリオを組む→商品(銘柄)を提案

 

☆投資一任型

 アドバイス型に加えて、リバランスを行う

長期運用で考えるのなら、投資一任型がお勧めです。

 

ややこしい作業を任せる=投資一任

 

株価が大きく変動した時、これからどうしたら良いのかとても悩みます。損切のルールを設けていても実際には出来なくて損失を拡大したり、それが原因で投資することを止めてしまった例は多く見られます。過去の事例をみると、どんな時も投資行為を継続していると、やがて相場は回復してきます。なにか起こった時に、自己判断ではなくロボットに判断をしてもらい、投資の場に居続けることへの期待も大きいのです。

 

「ややこしい作業を任せること(投資一任)」は、以前は富裕層に限られた特権でした。貯蓄から投資への誘導の中、数百万円の預け入れ資産で利用できる「ファンドラップ」が出来ました。さらにロボアドが登場して、まとまった金額を投資するだけでなく、積立投資にも利用しやすい環境が整いました。今後ますますの進化が楽しみです。