更新日: 2019.01.07 介護

敬老の日に向けてシビアな意識調査「父親の介護、女性の8割(83.7%)が抵抗あり」という結果に。介護費用も気になる!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

敬老の日に向けてシビアな意識調査「父親の介護、女性の8割(83.7%)が抵抗あり」という結果に。介護費用も気になる!
もうすぐ敬老の日ですね。ご両親はもちろん、ご健在のご祖父母にプレゼントを検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
いつまでも元気でいてくれることが一番ですが、歳を重ねるごとに健康面に不安も出てくるもの。「両親の介護」を意識しなくてはならない時期も、着々と近づいてきています。
 
そんな両親の介護について、気になるアンケートがあったのでさっそく見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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父親の介護について、女性の8割が「抵抗あり」と回答

美容皮膚科リゼクリニック(医療法人社団風林会)が行った「【敬老の日直前】老後と介護(介護脱毛)に関するアンケート調査」によると、父親の介護に抵抗があると答えた女性は83.7%。母親の介護に抵抗があると答えた男性の62.0%を21.7%も上回っていることがわかりました。
 
さらに、介護をする際に不安なことの1位は、「排泄の介助(63.0%)」でした。
 
やはり家族とはいえ、男性の排泄の介助をするということは、女性にとって肉体的・心理的にハードルが高いのかもしれません。
 
また、「日常で自身や第三者(親など)の介護を意識するシーンはありますか?(単一回答)」という質問については、以下のような回答になりました。
 
【全体/男女別】
・ある:53.3%(男性 50.0%/女性 56.6%)
・ない:46.7%(男性 50.0%/女性 43.4%)
 
【世代別】
・ある 30代:42.7% 40代:53.1% 50代:64.0%
・ない 30代:57.3% 40代:46.9% 50代:36.0%
 
女性の方が介護を意識する率が少し高いようです。これはやはり、介護に不安を抱いているからこそ敏感になっている、ということでしょうか。
 
世代別では、年代が上がるにつれ介護をより意識するという結果に。両親の年齢が高齢になればなるほど介護の必要性を感じるのかもしれません。

経済的には厳しいかも!? 理想の介護方法とは

「親に介護が必要となった場合、どのように介護を行うと思いますか?(複数回答)」という質問については、以下のような回答になりました。
 
【全体/男女別】
1位:介護施設に入所してもらう  47.3%(男性 45.2%/女性 49.4%)
2位:自身で行う         46.7%(男性 46.4%/女性 47.0%)
3位:介護士に頼む        38.9%(男性 35.5%/女性 42.2%)
4位:自身の兄弟など、親類に頼む 19.3%(男性 16.9%/女性 21.7%)
5位:自身のパートナーに頼む   9.6%(男性 12.7%/女性 6.6%)
6位:親のパートナーに頼む    6.9%(男性 5.4%/女性 8.4%)
 
家族とはいえ、自分で介護をするのは骨が折れるもの。場合によっては仕事を休んだり辞めたりしなければならないケースもあるようです。
 
お金はかかるけれども、かかる負担を考慮して「介護施設に入所してもらう」と回答した方たちが多い結果となりました。
 
僅差で2位につけたのが、「自身で行う」というもの。施設に入る倍率の厳しさや費用面を考慮して、自ら介護を行うという選択をする方も少なくないようです。
 
費用はかかるけれど施設や介護士の手を借りる方法、なるべく費用をかけずに自らの労力で介護する方法。経済的な問題は悩みどころですね。

お金をかけてでも、将来介護士に介護されたいと思う人が多数

「今後、自身が介護を受けることになった際、誰に介護をされたいですか?(複数回答)」という質問については、以下のような回答になりました。
 
【全体/男女別】
1位:介護士       41.6%(男性 37.3%/女性 45.8%)
2位:誰にもされたくない 38.3%(男性 38.6%/女性 38.0%)
3位:自身のパートナー  20.8%(男性 25.9%/女性 15.7%)
4位:我が子       19.3%(男性 18.0%/女性 20.5%)
 
この結果を見るに、「誰にも迷惑をかけたくないからお金を払ってでも介護士にお願いしたい」という思いが切々と伝わってきます。
 
この調査でわかったことは、「多くの女性が父親の介護に抵抗を抱いている」「いざ両親を介護することになった場合、施設入所を望む人が多い」「自分の介護には家族を巻き込まず、介護士を希望する人が多い」ということでした。
 
施設に入所するにせよ、介護士にお願いするにせよ、いずれも必要になってくるのはお金です。
 
いまの時期から来(きた)る介護の時に向けて、介護用の貯金を見直すべきなのかもしれません。
 
◆美容皮膚科リゼクリニック(医療法人社団風林会)報道発表 父親の介護、女性の8割(83.7%)が「抵抗あり」-「敬老の日」直前!30~50代男女へ調査-より

 
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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