更新日: 2020.03.10 住宅ローン

住宅ローンの頭金っていくらくらい用意すればいいの??

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

住宅ローンの頭金っていくらくらい用意すればいいの??
消費税が増税になりましたが、住宅購入に関してはさまざまな税制面の優遇措置などやすまい給付金等があるので、「購入しよう!」という方も多いかと思います。
 
一般的に住宅ローンを設定する方が多いかと思いますが、そのときの「頭金」はどれくらい準備するものなのでしょうか? 本記事ではその点について解説していきます。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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住宅ローンの頭金の意味って?

まず、住宅購入のときには、諸費用、申込金、手付金、頭金といった用語が出てきますので、簡単に解説します。
 
諸費用:住宅購入に直接関連しないさまざまな費用のことです。例えば、新居の家具購入費や、引っ越し費用などが含まれます。
 
申込金:申込時に申込の意思を確実に表示するために設けられているものです。また、マンションなどの場合は抽選によって申込という場合もあることから、その場合の順位確保という意味合いもあります。
 
手付金:売買代金の一部でもし購入申込をした後に、購入を取りやめる場合、一定の条件で手付金を放棄する(キャンセル料として支払うイメージ)ことで、それ以外に金銭的な負担をせずに解約することができるためのお金になります。
 
頭金:売買代金のうち現金(ローンを利用せずに)現金で支払う金銭を指します
 
以上が住宅を購入する際などのお金の解説ですが、まとめると「頭金」とは売買代金のうちローンで支払う以外の現金支払いの部分というイメージを押さえておけばほぼ間違いないといえるでしょう。
 

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住宅ローンの頭金が違うと返済額がどう変わる?

 頭金が違うとどうなるか、簡単に計算してみます。
 
<頭金なしの場合>
物件価格 4000万円、金利1%、支払期間35年を全額ローンとして、元利均等返済した場合。毎月の返済額11万2914円、総返済額4742万3753円になります。
 
<頭金ありの場合>
では、頭金を価格の20%=800万円支払ったとして、同様の条件で計算するとローンは3200万円になり、毎月の返済額9万331円、総返済額3793万8981円となります。
 
頭金を支払うことで、月々の返済額も抑えられますし、総返済額もこの例ですと、200万円近く返済額が変わってくることがご理解いただけたでしょうか。その分を貯蓄や普段の生活費に回すことできたり、お子さまがいらっしゃれば教育費に回したり等、ライフプランニング上もメリットがあるといえます。
 

住宅ローンの頭金の目安は?

頭金の目安については諸説ありますが、一般的に住宅の購入価格の2割といわれています。また、住宅購入には諸費用などのさまざまな出費も1割程度かかるといわれていることから、諸費用と頭金で2割というパターンも近年では一般的です。
 
「2017年首都圏新築マンション契約者動向調査(株式会社リクルート住まいカンパニー)」の調査によると、自己資金200万円未満が約29%を占める一方で、1000万円以上という世帯も約35%あるという状況であることから、多くの人が住宅ローンを組む際に頭金を支払っていることが読み取れます。
 
ただし、この自己資金に関してはすべて自分で用意したのかあるいは、両親等から資金援助を得たかどうかについては記載がないことから、さまざまな状況が内包されていると推測されます。
 

頭金なしと頭金ありどちらにする?

これまでは頭金なしで住宅ローンが組めない場合もありましたが、現在は頭金なしでも住宅ローンを組めるようになっています。われわれ消費者目線から見れば、諸費用も含めてローンを組めると非常にありがたい面もあるかと思います。頭金なしのメリット・デメリットを列挙してみますので、これらを把握した上で、頭金なしにするのか頭金ありにするのかを検討しましょう。
 
<頭金なしのメリット>
・貯蓄などから資金を出す必要がなく、万が一の際の家計にダメージが少ない。
・頭金を出さないことで、住宅購入以外のライフプランに及ぼす影響が少なくなる。
・金利が優遇される。
 
<頭金なしのデメリット>
・ローン返済が困難になった場合、物件の売却価格がローン残高を下回るリスクが高まる、物件を売却してもローンが残る可能性がある。
・借入総額が大きくなるので、月当たりの返済額や総返済額が当然大きくなる。
 
どちらかというと頭金をなしにするデメリットの方が多いかといえます。しかし、これらも相対的なものですので、どちらがいいかはご家族ごとによく検討する必要があります。
 

Q&A

頭金あり、なしで審査に影響がある?

あります。当然、頭金が1割以上あれば金利優遇に加え、審査通過の可能性が高まるといえます。
 
一方で頭金がない場合は、審査でNGとされる金融機関もあるため、当初から複数の金融機関にローンの審査を出しておく必要があるかもしれません。
 

頭金が用意できないときは、住宅購入をあきらめた方がよいですか?

そんなことはありません。
 
先に述べたように、近年は頭金なしでも住宅ローンが組めるようになっています。一般論ですが、住宅ローン自体の審査は、頭金の有無より継続的に返済が可能かという点を重視することが多く、勤務先や年収、勤続年数等さまざまな要素を考慮して行われますから、頭金の有無はそこまで大きなウエイトを占めないといえます。
 

まとめ

住宅ローンを組む際に頭金を支払うか支払わないかどちらがよいか、検討しました。
 
相対的に月返済額や、総返済額が軽減されるという点では頭金を支払った方がよいといえますが、しかし、頭金を支払ったために預貯金がゼロになってしまい何か不測の事態に対応できないということになってしまっては本末転倒です。
 
住宅ローンで頭金を支払うか否かを考える際には、頭金を入れないことのデメリットなどのリスクも事前に計算に入れた上で綿密な返済計画を立てることが重要です。ご自身で計画を立て切るのはなかなか大変だと思いますので、住宅購入に強いファイナンシャルプランナーなどに相談してみることも、一つの手段といえます。
 
出典
株式会社リクルート住まいカンパニー「2017年首都圏新築マンション契約者動向調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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