最終更新日: 2019.01.08 公開日: 2017.08.20
暮らし

片づけの美学⑤一番の節約は、自分で片づけること。収納と手順のおさらい

 
 前回はお片づけを自分だけで進める「いい手順」をお伝えしました。前回の記事を読んで、モノの整理をチャレンジしてくださった方はいらっしゃるでしょうか。今回は、整理したモノを使い勝手よく収納していく方法をお伝えいたします。収納場所にあった収め方もお伝えしますね。
 
奥野愉加子

Text:

Text:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

奥野愉加子

執筆者:

Text:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

収納場所を観察してみる

 

 モノの整理ができたら、次の行動はモノを取り出して空っぽになった収納を掃除することです。収納の中は常にモノが入ったままなので、なかなか掃除をする機会がありません。扉のある収納だと、中は汚れないと思っていらっしゃるかもしれません。ですが、ホコリは扉を開け閉めするわずかな時間にも入り込むので、驚くほど汚れている場合があります。掃除機をかけて、拭き掃除をしてみてください。

 次に、一歩下がって、収納の全体像を確認してみてください。だれが、どのように使う収納なのかを考えながら高さや奥行きを観察してみてください。高さは腰高から目線くらいが取り出しやすい場所なので、よく使うモノを入れるのに適しています。押入れのように奥行きが深い場合は、手前と奥とで、境界分けをして、手前によく使うモノを入れると便利です。もし現在うまく活用できていない場所があれば、どうしてそう思うのかをまとめると、使い勝手のいい収納づくりにきっと役立ちます。

 

収納場所の長所・短所

 

 収納の特徴を知ることは、使い勝手のいい収納をつくっていく上で大切なことです。収納用品には、大きく分けると、「棚」と「引き出し」があります。棚は板が水平に掛けてあるもので、モノを板の上に置きますよね。扉のある・なしという違いもあります。気を付けておきたいのは、正面から見て、何が入っているか分かるように収納すること。本棚や、飾り棚を想像していただくと、前に立つとモノが正面からよく見えますよね。その際、モノの前後に別のモノを置かないように使用するのが理想です。手前と奥に分けてモノが入っている場合、手前のモノをどかさないと、奥のモノが取り出せません。奥のモノが見えづらいと、その存在を忘れてしまいがちです。

 引き出しは取っ手をひっぱると出てくる箱状の収納用品のことです。気を付けておきたいのは、上から見て何がはいっているかわかるように収納すること。上下でモノを重ねてしまうと、下に入っているモノが見えません。モノは立てて入れると上から見やすくて、中の状態が把握しやすいです。

 収納スペースにも「クローゼット」と「押入れ」がありますね。折り戸を開いて使うクローゼットと、ふすまを引いて使う押入れでは、便利な場所が全く違うことも理解しておく必要があります。クローゼットは、中央が便利です。両端は扉もあるので見えづらくて使いにくいスペースになります。押入れの両端はふすまを少し引くだけで出し入れできるので便利な場所です。中央部分はふすまを全開にしなければいけないので、使いづらい場所になります。また押入れは奥行きも深いので、空間を効率よく使うのが難しく感じる場所でもありますね。手前にはよく使うモノを置き、奥にあまり使わないモノ・季節モノを入れると使い勝手がよくなります。

 

図_暮らし1

 

整理したモノを収納スペースに、よく使う順番から入れていく

 

 収納の特徴を考慮して、カテゴリーで分けていったモノをよく使う順に収納していきましょう。毎日使うようなモノは頻繁に出し入れするので、1番取り出しやすい場所に。例えば、調味料入れが2段あるような場合、上には頻繁に使うモノだけを入れ、下の段に時々使うモノを入れると作業がスムーズですよね。他にも、同じ動作をするときに一緒に使うモノをまとめて収納しておくと、便利です。靴磨きのセット、アイロンのセット、掃除道具のセット。使う頻度が高くないモノ程、このセットにしておくと、いざ使うときにスムーズに作業することができます。

 収納する場所が決まったら、1週間くらい使ってみて、使い勝手がよさそうであれば、ラベルを付けましょう。ラベルをつけることで、家族や職場の皆でモノの位置を共有することができます。頻繁に使う場所は感覚で覚えられますが、たまにしか使わない場合はラベルの効果が高まります。頻繁に使わない場所こそ、ぜひラベルをつけてみてくださいね。

 

一旦完成

 

 全てのモノを収めたら、一旦完成です。ですが、この完成は永遠ではありません。時間とともに使いづらく感じたり、モノが増えて困るようになったら、見直しのサイン。また初めの段階に戻って、モノを使っている・使っていないという判断から再スタートしてくださいね。