更新日: 2020.05.25 その他

<海外ロングステイ> タイ・チェンマイに夫婦で1カ月滞在すると、いくらかかる?

執筆者 : 束野浩

<海外ロングステイ> タイ・チェンマイに夫婦で1カ月滞在すると、いくらかかる?
日本では不動産を借りる場合に、敷金や礼金といった制度があります。
海外でも同様に「デポジット」と呼ばれる支払い保証のための「預かり金」の制度があり、通常はクレジットカードの提示を求められます。施設側がカードのコピーを保管し、チェックアウトの時、何か支払いがあればそのカードにチャージされます。
何も追加の支払い等がなく、現金で支払った場合は、クレジットカードのコピーは破棄され、通常カードに請求が来ることはありませんが、もし「デポジット」として現金を預けた場合、チェックアウトの際に精算され、追加請求もしくは返金されます。当然ながら追加支払いが何もなければ全額が返金されます。
賃貸借契約書は英文になります。内容を自分でチェックできない場合は、友人や弁護士に依頼して確認してもらいましょう。
一番注意すべき項目は解約条項です。「1年間は解約できない」等の条件付きであることが多いので、気を付けましょう。日本に帰国する時期を考慮し、2カ月前の通告義務による解約か、その分の家賃を支払って解約できる契約に変更したりします。
企業の駐在員として海外に住む場合は、きちんと総務部門が対応してくれますが、個人となると自分自身で契約するか、日本語がわかる不動産屋にお願いすることになります。
今回は日本人の多くが住むタイ王国のチェンマイ市の宿泊施設について、私が経験した内容を書いてみましたので、ご覧ください。
束野浩

執筆者:束野浩(つかの ひろし)

ロングステイ財団登録アドバイザー

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者
鹿児島県出身。電機メーカに入社後、銀行の情報システム営業を経て、平成25年FPとして独立。転勤族かつ趣味の旅行が高じて、渡航歴40数回。日本全国に宿泊した経験を活かし、ロングステイに関する個別相談やセミナー講師を務めている。日本FP協会福岡支部の幹事やマンション管理組合理事長、九州ロングステイ同好会の幹事の経験を活かしつつ、年金支給開始年齢65歳時代となるまでに、定年前からどのような準備をすれば良いのか等、健康年齢までにやっておきたい事、定年後の生活レベル向上へのアドバイスなどを中心に活動中。

【現地移動費用】 
約5,700バーツ程度(日本円換算:約19,000円)
①レンタルバイク1か月分(115CC・メット2個付)+ガソリン代1か月分 4,500バーツ
②バス代(ソンテウ2人分)20バーツ×2人×20日利用 800バーツ
③チェンマイ国際空港~宿泊施設までの往復タクシー代(200バーツ×2) 400バーツ

【食事費用等】
約14,000バーツ程度(日本円換算:約46,000円)
①毎日平均夫婦2人で450バーツ/日 ×25日  11,250バーツ
(朝60B 昼80B 夜100B アルコール/デザート210B)
②外食費用夫婦2人で500バーツ×5回  2,500バーツ
(日本食+アルコール等)

   
【娯楽スポーツ等】 
約6,500バーツ程度(日本円換算:約22,000円)
①卓球教室夫婦2人で100バーツ/回 ×5回(週1)  500バーツ
②ゴルフ練習場2人で200バーツ/200個 ×5回(週1)  1,000バーツ 
③ゴルフコース(昼食アルコール含む) 2,500バーツ×2回(月2) 5,000バーツ

万一のトラブルが発生することも考えて、事前に調査や準備しておくことも重要です

何かトラブルが発生した場合の対応方法。

①日本国領事館の場所、地図等を確認しておく。
・病気やケガについては、日本語でも対応できる病院や通訳対応できるところを確認しておく。
・クレジットカードの保険の内容やカード会社が対応している病院名と場所を確認しておく。

➁事前に調査・お願いしておく内容
・海外で車やバイクを運転する場合には、国際運転免許証を取得しておく。
・クレジットカードで海外預金の引き出しサービスが利用できるATMの場所を調査しておく。
・旅行期間中にカードで使える金額の与信枠を拡大しておく。

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