更新日: 2019.07.02 家計の見直し

女性の7割以上が「家計簿」に挫折した経験あり!?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

女性の7割以上が「家計簿」に挫折した経験あり!?
「2019年、今年こそ家計簿をちゃんとつけるぞ!」と意気込んで始めた方も少なくないのでは?しかし同時に、1月後半にしてすでに挫折してしまった方もちらほら……。
 
家計の収支をしっかり把握して貯金につなげるためにも、家計簿は大切ですよね。でも、面倒くさくてなかなか続かないというのもまた事実。
 
世間のみなさんは、そんな家計簿についてどう思っているのでしょうか?
 
株式会社マネーフォワードが発表した、20代以上の男女3302名を対象に行った「家計簿に関するアンケート調査」の結果(※)をチェックしてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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男性は「時間がない」、女性は「こだわりすぎて」家計簿に挫折していた!

【家計簿に挫折した経験はありますか?】

<女性>
1位:ある    72.1%
2位:ない    23.5%
3位:わからない  4.4%
 
<男性>
1位:ある    52.1%
2位:ない    36.8%
3位:わからない 11.1%
 
男女ともに多くの人が家計簿に挫折した経験を持っていることがわかります。
 
その理由として1番多かったのが、「面倒だから」。次いで「細かく付けようと思って完璧にできず挫折」「口座やクレジットカードの入出金のつけ方がわからない」「分類や計算の仕方がわからない」などの回答が多かった模様。
 
男女別に見ると、女性のほうが挫折してしまうことが多いようですが、その原因はどういったものにあるのでしょうか?
 
同調査によると、女性は「細かくつけようとして面倒になり失敗する」「分類やつけ方が難しく挫折する」といった傾向があり、いっぽう男性は「仕事などで時間がない」「集計や計算が手間」「エクセルデータがなくなったり、ツールのサービスが終了したりして挫折」する傾向にあるようです。
 
リアルな女性の声としては、「1円でも合わないと嫌な性格なので合わなくなってきてストレスでやめた」「エクセルで細かくこだわりすぎたものを作ってしまい、作成に時間がかかりすぎた」「1000万円の貯金を夫の鶴の一声で使い道が決まったことがあり、やる気がなくなった」などが。
 
やはり女性はこだわりすぎたりやる気をそがれたりして、家計簿を挫折してしまうことが多いようですね。
 

あなたは浪費派?それとも貯金の仕方がわからない派?

家計簿と切っても切れない関係といえば、貯金。こだわりすぎて家計簿を挫折してしまう女性が多いなか、貯金に関してはどうなのでしょう?
 

【貯金を上手くすることができず、悩んだ経験はありますか?】

<女性>
1位:ある    55.0%
2位:ない    31.5%
3位:わからない 13.5%
 
<男性>
1位:ない    47.3%
2位:ある    41.7%
3位:わからない 11.0%
 
これについては、女性と男性で1位が逆になっていますね。
 
貯金をうまくできない理由としては、「いつの間にか使ってしまう」「あると使ってしまう」「買い物が好き」が多く、なかでも女性はストレス発散のために買い物をしてしまう人が多いことがわかりました。
 
その次に多かったのが、「余ったら貯めようと思っていた」「適切な予算が立てられない」といった、貯金の仕方がわからないという層。そのほか、そもそも収入が少なかったり、借金があったりする人も。
 
リアルな女性の声としては、「使うお金・貯めるお金の適正金額など、全体の予算配分がわからない」「使いすぎなのか、適切な予算なのかわからず、先取り貯蓄が無意味に思える時がある」などのほか、「毎年収入に波があり、前年の収入が良いと税金だけで収入を使い果たし、貯金を切り崩してしまう」といった切実なコメントも。
 
毎月少しずつでもお金を貯めるためには、やはり日々の地道な家計簿が重要。続けるのには根気が必要ですが、将来への安心のためにも家計簿と貯金を実現させたいものですね。
 
※株式会社マネーフォワード「家計簿に関するアンケート調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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