更新日: 2019.01.11 家計の見直し

2018年も残り3ヶ月!家計管理は順調?年初の計画(期待)と実際の家計、どのくらい差がありましたか?

執筆者 : 山本美紀

2018年も残り3ヶ月!家計管理は順調?年初の計画(期待)と実際の家計、どのくらい差がありましたか?
2018年も残すところあと3ヶ月。早くも2019年版の家計簿を目にするようになりました。
 
夏休みも終わり、生活が通常モードに落ち着くこのタイミングに、一度今年の家計の状況を振り返ってみませんか?
 
今、振り返ることで今年の貯蓄の状況がわかり、年末モードに突入するまえに軌道修正することができるかもしれませんよ!
 
山本美紀

Text:山本美紀(やまもと みき)

CFP(R)認定者

家計整理アドバイザー 認定講師
第一子出産直前にお金についての知識の必要性に気づき、ファイナンシャルプランナーの勉勉を始め、CFP(R)取得。
 
現在は、同じ母として、子育て真っ最中の方々が抱える<将来の生活費>や<教育費>に対する不安に対し、ライフプラン作成を中心に、それぞれの事情に合わせたきめ細やかなアドバイスをしたり、≪家計整理アドバイザー≫として、日々の家計整理に悩みを持つママ向けに【お金の整え方】のセミナーを開催し、好評を得ている。
 
ママ達のお金の不安に共に向き合い、解消することで、家族や自身の夢に向かって【イキイキ】活動するママを増やしたいと願い、活動中。
http://miki-lifedesign.com/

本年度9ヶ月間の資産の変化をチェックしてみましょう!

「あと3ヶ月も残っているのに、本年度のチェックなんて早すぎる!」と思われる方もいるかもしれません。
 
しかし、年末が押し迫ってから、もしくは1年が終わってからチェックして、「あれあれ?思ったより貯蓄が増えてない」「え…こんなに使ってたっけ??」となっても、もう本年度は終了です。また来年に持ち越し…では、なかなか思うように貯蓄が増えません。
 
年初に予算や貯蓄目標を立てていても、なかなか思うように進まなかったり、年初には想定していなかった出費があることがほとんどです。ですから、このタイミングでそのズレを確認した上で、残りの3ヶ月を過ごしましょう。特に冬のボーナスが予定されている方などは、ここでどう家計を管理し、ズレを修正していくかで、1年が終わったときの結果が大きく変わってきます。
 
その意味でこのステップはとても大事であると考えます。
 

資産がどれだけ増えたか、「簡単チェック!」

この9ヶ月の間に、どのくらい資産が増えたかを確認してみましょう。現金に関しては、給与が入金される口座もしくは貯蓄用口座の今現在の残高から、年始の時点での残高を引くことで、簡単に計算することができます。クレジットカードの引き落としが完了していないものがあれば、その金額を差し引きます。
 
今は、NISAやiDeCoを活用して、投資している方も増えてきていると思います。この期間にどれだけ投資できたかということも一度確認しておきましょう。そうすると、現金が思うように増えていなくても、資産としては増えていることが確認できます。貯蓄性のある保険も同様です。
 

年初の計画(期待)と実際の家計、どのくらい差がありましたか?

上記の簡単計算をしてみて、(もちろん余裕のある方はもっと細かくみていただいて)いかがだったでしょうか?
 
予定通り、貯蓄できていましたか?もちろん、この段階で順調であるに越したことはありませんし、中には「余裕があるからもっとできるな!」という羨ましい方もいらっしゃるかもしれません。
 
予定通りいかなかった方は、そのズレをここで具体的に認識することが、残り3ヶ月の過ごし方を考えるよいきっかけになります。
 

年初とのズレの原因を、来年への申し送り事項として、記録しておく

「当初の予定より、貯金が増えてない!」となると、そこには年初に想定できなかったことが原因として存在しています。最初から想定できるはずのものをうっかり忘れていたということもあるでしょうし、冠婚葬祭費や医療費など、想定しきれなかったものあるでしょう。
 
その原因を来年度の予算を立てるときの参考事項として、記録しておきましょう。そうすることで、今後予算を立てるときには想定できる範囲が広がり、精度も上がります。また、余裕をもった予算を考えることができるはずです。
 

まとめ

夏休みモードが終わったとはいえ、これから気候がよくなり、紅葉狩りなど観光シーズンに入ります。12月に入れば年末年始という非日常モードに入り、なかなか冷静に家計の管理ができないものです。
 
今のうちに現実を一度直視し、2018年の家計を気持ちよく締められるよう、手をうってみてはいかがでしょうか?
 
Text:山本美紀(やまもと みき)
CFP(R)認定者